【日光】早起き派も夜更かし派も必見！旅を充実させる朝活＆ナイトスポット5選

世界遺産の町・日光。定番の寺社めぐりの前後は、「温泉宿でくつろぐのもいいけれど、外に繰り出して充実した時間を過ごしたい！」という人も多いはず。朝は早起きしてアクティブに、夜はのんびり夜更かしして…日光ならではの特別な体験ができる5スポットを厳選してご紹介します。

最終公演は20時～！「日光紅葉座」で舞踊ショーを観劇

「日光紅葉座」は大衆演劇などの芝居小屋。2023年4月に、日光東照宮の表参道から徒歩1分の好立地にオープンしました。

ここでは喜劇、悲劇、人情劇などさまざまな時代劇や、役者が音楽に合わせて踊る舞踊ショーを毎日披露。舞踊ショーは伝統的な民謡や歌謡曲に加え、日本・世界の最新ヒット曲も取り入れた、誰でも親しみやすい内容です。

劇場内は舞台と客席が近く、臨場感たっぷり。繊細な表情や迫力ある動きに圧倒されます。公演後には、好きな役者と記念撮影や握手ができる時間も。

公演は1日4回。演目は毎回変わり、昼の公演は続けて見ることもできます。最終公演は20時スタートで、名所観光や夕食の後に観劇できるのもうれしいポイント（当日17時までに要予約）。

1公演30～60分と一般的な大衆演劇に比べて時間設定が短めで、価格設定もお手ごろ。観劇が初めてという方も気軽に楽しむことができますよ。

■日光紅葉座（にっこうもみじざ）
住所：栃木県日光市安川町3-3
TEL：070-1253-9543
営業時間：昼公演11時30分～16時、夜公演19時30分～21時※17時までに要予約
定休日：水曜
料金：一幕1300円（昼の部通し券2500円）

大谷川沿いのカフェバーでまったりリラックス「Shinkyo Inn」

2023年4月、神橋のそばにオープンした「Shinkyo Inn」。イギリス人オーナーが営むホテルで、1階のカフェバーは宿泊者以外も利用できます。

大谷川のほとりにあり、川辺の景色が窓いっぱいに広がります。日光の自然をダイレクトに感じるテラス席では、川の流れを間近に見ることも。

夜は店内にほんのり明かりがともり、窓辺の木々もライトアップしてムーディーな雰囲気に。川のせせらぎが聞こえる中、まったりとバータイムを過ごすことができます。

ソフトドリンクは550円～、アルコールは700円～で提供。カレーや和牛丼などのフードメニューも充実しています。「ジェリーアイスクリーム」550円は淹れたてのコーヒーで作ったゼリーにバニラアイスをトッピングした一品。ほろ苦い大人の味わいで、夜のくつろぎ時間にぴったり。

バーの営業は22時まで。夕方で閉店する店が多いエリアで、夜遅くまで料理やお酒が楽しめる貴重なスポットです。なお8～10時には、モーニングの営業もしています。

■Shinkyo Inn（しんきょう いん）
住所：栃木県日光市上鉢石町1110-2
TEL：0288-28-9264
営業時間：モーニングは土～月曜の8～10時、バーは金～日曜の16～22時（バー）
定休日：モーニングは火～金曜、バーは月～木曜 ※祝日の場合は営業

「汁飯香の店 隠居うわさわ」のシンプルで豊かな日本の朝ごはん

朝食でも旅行気分を味わいたいという方におすすめなのが、「汁飯香の店 隠居うわさわ」。日光みそのたまり漬を製造販売する創業400年の老舗、上澤梅太郎商店が運営する朝ごはん専門店です。

基本のメニューは「汁飯香」1800円。その名の通り味噌汁、ご飯、漬物というシンプルなラインナップですが、どれも手間暇をかけて丁寧に作られた特別な和定食です。

ご飯はひと組ごとに土鍋で炊き上げ、味噌汁は旬の具材と日光味噌を使っています。漬物は、上澤梅太郎商店の看板商品、らっきょうのたまり漬をはじめとする数種類。つやつやと輝くらっきょうは、非加熱で仕込んでいるためシャキッとした歯ごたえがあります。大根やきゅうり、なすなどのたまり漬七種刻み合わせも、炊きたてのご飯と相性抜群。ご飯、味噌汁、漬物のおかわり（有料）や一品料理の追加も可能です。

店の建物は、かつて歴代当主が隠居場所として暮らしていたという築150年の古民家。日本庭園を眺めながら味わう日本の朝ごはんに、心も体も満たされるはず。

■汁飯香の店 隠居うわさわ（しるめしこうのみせ いんきょうわさわ）
住所：栃木県日光市今市487
TEL：0288-25-5844
営業時間：土～月曜の8時30分～13時LO
定休日：火～金曜

名建築でとっておきのモーニング「日光金谷ホテルメインダイニングルーム」

日光観光といえば、レトロモダンなレストランでの食事も外せません。「日光金谷ホテルメインダイニングルーム」は、金谷ホテル宿泊者以外もモーニング利用が可能です（要予約）。

2023年に創業150年を迎えた日光金谷ホテル。本館2階にあるメインダイニングルームは、ホテルの伝統を受け継ぐフレンチレストランです。かつてのロビーを改装した上品な和洋折衷の空間で、柱の彫刻など各所に古くからの装飾品が飾られています。

モーニングはトーストに那須の地養卵を使用した卵料理、サラダやドリンクがついて4000円。トーストのパンは、「金谷ホテルベーカリー」のものを使用しています。
卵料理はプレーンオムレツ、フライドエッグ、スクランブルエッグから好きな調理法をチョイス。定番のプレーンオムレツはふわふわとろとろ。格式高さを感じる美しいルックスです。チーズオムレツへの変更や、オムレツソースの変更も可能（ともに追加料金あり）なので、自分好みにアレンジしてみるのもいいですね。

コースはほかに、卵料理のつかない「コンチネンタルコース」3420円や「和朝食」4500円（前日までに要予約）も。クラシックホテルならではの朝食を、朝日が差し込む名建築で贅沢に味わってみませんか？

SL 大樹の魅力をチェック！下今市駅「SL展示館」

ノスタルジックな雰囲気で、日光・鬼怒川の名物として親しまれる蒸気機関車、SL 大樹。発着の拠点でもある下今市駅の構内には、SLやSL 大樹運行開始までの道のりを解説する「SL展示館」があります。8時45分オープンで、観光前の移動の待ち時間などにも見学できます。

ひと際目を引くジオラマは、日光・鬼怒川温泉エリアをイメージした鉄道模型。SLの車体や運転室を実物大で写した写真パネルや、SLの仕組みの解説もあります。東武線でかつて活躍していたSLの写真の展示もあるので、懐かしさを感じる人もいるかもしれません。
SL観光アテンダントが館内を案内してくれるので、初心者でも理解を深めることができますよ。

SL展示館がある下今市駅は、SLが走っていた時代を彷彿とさせる昭和レトロな駅舎。駅の外にはSLの日常点検をする「下今市SL機関庫」や、SLが次の運行のため向きを変える「転車台広場」などもあり、本物の車体の作業風景が見られることも。

なおSL 大樹は下今市駅～鬼怒川温泉駅間を片道約35分、SL 大樹ふたらは下今市駅～東武日光駅間を片道約20分かけて結んでいます。詳しい運行情報は、SL 大樹の公式サイトを確認してくださいね。

Text：小室茉穂（MOVE）

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