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お金を「自分を喜ばせるために」使った日【毎日が変わる片づけのワザ(190)】

  • 2024.3.27

整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

お金を「自分を喜ばせるために」使った日

私が職場環境や人間関係の変化で、心身共に少し弱っていたのを察した社内の先輩が心配して声をかけてくれたので、Zoomで話を聞いてもらいました。1時間話した中で無意識に「つらい」「しんどい」を何度も言っていたそうです。

先輩「そういう時は、自分をいたわったり喜ばせたりするといいよ。私も弱ったら、フェイシャル(エステ)とか、マッサージとか行ってる! 自分を一番大事にしてね」

なるほど〜! このアドバイスを受け、わたしが電話をしたのは…エステでもマッサージでも整体でもなく、ダスキン様でした(あまりにありがたいので、「様」をつけずにはいられません。スケジュールにも「ダスキン様来訪」と入れました)。

我が家の4つの窓には、前に住んでいた人がそのまま置いていったブラインドがついています。そこに次第にたまっていくホコリや汚れが気になってたまりませんでした。とはいえ、カーテンのように丸洗いはできないし、自力で4本のブラインドを掃除するなんて絶対にムリ。そして、エアコンも自分でやれる範囲で掃除してみたものの、アレルギー持ちの娘のためにも、暖房の本格稼働の前にキチンときれいにしておきたい…。

というわけで、ある週末に「お掃除に来てください!」とお願いしました。

もやもやの種だったブラインドは、一度取り外し外で水洗いしてもらえたので、あっという間にピカピカに。家がきれいになるって、とってもうれしいし、幸せな気持ちになります。

掃除をしてもらっている約3時間は家にいるしかないので、それもいい休息になりました。考えてみたら、週末の午前中にお昼くらいまで家にいるだけ、ということはほぼないのです。

とはいえ、同じ空間で掃除をしてくれている人がいるのにダラダラとソファーに寝転がる気持ちにはなれず、平日になかなか進められなかった細かな作業を片づける時間にあてることにしました。

自分のペースでできる、やりたくてやる仕事はストレスゼロ。そして、たまっていた作業を終えられたスッキリ感と月曜日の気持ちの余裕まで手に入れることができました。

仕事をしながらふっと、「ああ、今わたしは自分のためにお金を使っている! うれしい! 心が少し回復するのを感じる…今回は、していい贅沢だったな」と思いました。これは普段はあまり感じない感覚です。

掃除をお願いしたからこそ生まれたこの時間もあわせて、とてもありがたかったのです。働くのは生活のため(=お金のため)でもあるし、自分の好きなことにお金を使いたいからでもあるけれど、ときにはこうやって「ただただ自分に楽をさせて、やさしくするために」お金を使うのもいいものですね。

来年もブラインドを洗ってもらえるよう、頑張って働こうと思いました。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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