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薬院にOPEN!お花と珈琲を楽しむ『TABULA COFFEE & FLOWER』

  • 2024.3.27

こんにちは! リビングふくおか・北九州Web地域特派員のMaximです。春分を過ぎて、肌寒い日はあれど確実に日が長くなっているのを感じています。

今回は3月20日にオープンしたばかりの、お花を慈しむ春にぴったりのカフェ「TABULA COFFEE & FLOWER (タビュラ コーヒー アンド フラワー)」にお邪魔しました。

最寄り駅は地下鉄七隈線の薬院駅

最寄り駅は福岡市地下鉄 七隈線の薬院駅で、そこから歩いて5分ほどです。福岡市地下鉄 空港線の天神駅からも徒歩10分程の距離なので、天神辺りからお散歩がてら歩いてみると薬院の街並みも楽しむことができます。

「TABULA COFFEE & FLOWER」はリンデン東薬院の1階にあり、全面ガラス張りのため通りからも店内がよく見えます。お店の窓にはシャッターなどはなく、夜間もガラス越しにお店のなかが見えるそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

入って目の前が注文カウンターとなっています

出典:リビングふくおか・北九州Web

看板にはインスタグラムの二次元コードも

出典:リビングふくおか・北九州Web

ショップのステッカーやTシャツは福岡のイラストレーター bunjoさんのデザイン。Tシャツは購入もできます

出典:リビングふくおか・北九州Web

内装はbunjoさんも所属する仁設計が手がけており、カウンター席の一部には電源もあります

お花とコーヒーの木に魅了されて

「TABULA COFFEE & FLOWER」の名前の通り、360度どちらを向いてもお花や植物が目に入ります。元々こちらの店舗は、運営元である株式会社フロリステ・モデュールの渡辺通店でした。現在は、平尾の店舗「BOTANICAL GARDEN by module」でのみ生花や観葉植物、海外の花器などの販売などを行っていますが、事前に予約をすれば「TABULA COFFEE & FLOWER」でもお花を受けとることが可能です。また、オンラインでは季節の枝ものの定期便を申し込むことができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

楕円の花器に挿してあるのは桜とスイートピー 球体の花器(底部)と水仙が成す影が美しいです

出典:リビングふくおか・北九州Web

リモニウム・ブルガレ(左)とアンスリウム(右)は花器も紫で統一されていました

出典:リビングふくおか・北九州Web

黄色い水仙はお花というよりお星様のよう

天井まで届きそうなこちらの木は、なんとコーヒーの木です! 実もしっかりついており、中の種がコーヒーの苦味や酸味のもとかと思うとしばし見入ってしまいました。もう少し暖かくなると、さらに葉が出てくるとか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらでも座ってコーヒーを頂くことができます

出典:リビングふくおか・北九州Web

鳥がつついて食べてしまいそうな赤や紫の実がなっていました

玄関を入ってすぐ横では、特注のフラワーバッグに入った季節ごとの生花を販売しています。私は左端の「モカラ」を買ったのですが、持ち手があるので電車のなかでも片手が空いてとても便利でした! こちらのフラワーバッグは水替えもできて、自宅で花瓶としても使用できます。長い花瓶のない我が家では廊下に吊り下げて、通るたび明るい気分になっています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

左端のモカラは蘭の一種です

出典:リビングふくおか・北九州Web

自宅の廊下にお花がある光景が新鮮です

目と手でコーヒーを楽しむ

コーヒーはもちろん、緑茶やハーブのエルダーフラワーソーダなどもあって何を頂こうか悩みましたが、お店のお勧め「ハンドドリップコーヒー HOT(600円)」と「ティラミス(700円)」を注文しました。日によって豆は変わりますが、この日はエチオピア(浅煎り)でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

コーヒーの他にドリップ緑茶(八女)やエルダーフラワーソーダも

私自身はコーヒーにミルクを入れることが多いので「コーヒー=焦げ茶色」のイメージでしたが、注文したドリップコーヒーは紅茶のようなべっ甲色でびっくり! そしてコーヒーが理科の実験で使うようなビーカーに入って出てくるのでさらに驚きました。コーヒーの色合いをお客さんに楽しんでもらえるように、とビーカーでの提供を思いついたそうです。

豆は東京に店舗をもつ「LIGHT UP COFFEE」から仕入れており、福岡で取り扱っている店舗は「TABULA COFFEE & FLOWER」のみとなっています。豆も購入可能で、自宅でも淹れて楽しむことができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店長の神代(くましろ)さんの手元にもご注目ください

出典:リビングふくおか・北九州Web

左からティラミス(700円)、ドリップコーヒー(600円)

「コーヒーの色味だけではなく、ビーカーからコーヒーを注ぐという体験もお客様に楽しんで頂きたいです」と仰るのは、副店長の末次(すえつぐ)さん。ビーカーに入ったコーヒーも珍しいですが、ビーカーからコーヒーを注ぐ体験は日常ではなかなかできないですよね。ちなみにビーカーでの提供はドリップコーヒーとドリップ緑茶のみとなっています。

ドリップコーヒーをひと口含むと、浅煎りだからなのか喉をするりと通ります。何度か口に含むうち、舌の上にレーズンやカシスのような干しぶどうを想わせる酸味が感じられるようになりました。コーヒーの入った器は非常に軽く、少しざらりとした手触りです。「コーヒーを入れる器やお盆の役割をしている白地のお皿は、有田焼の『1616/arita japan』のものでお店でも購入できます」と末次さんにおしえて頂きました。実際の器はかすかに青みがかっており、そのわずかな陰影を楽しむのもコーヒーを飲む時間をさらに豊かにしてくれます。

ティラミスは深い器にたっぷり入っていて、エスプレッソの染みたスポンジがドリップコーヒーにとてもよく合います。表面のココアパウダーがほんのり甘いので、甘味と苦味を同時に味わえてとても贅沢なティータイムならぬコーヒータイムでした。こちらのティラミスはお酒を使用していないため、お酒に弱い方にもお勧めです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店舗で購入できる「1616/arita japan」の器

"Tabula Rasa (白紙説)"はお店の由来かつコンセプト

出典:リビングふくおか・北九州Web

左から松下(まつした)さん、店長の神代(くましろ)さん、副店長の末次(すえつぐ)さん

「TABULA COFFEE & FLOWER (タビュラ コーヒー アンド フラワー)」と初めて耳にしたとき「TABULAって何かの略かな?」と思っていたのですが、イギリスの哲学者ジョン・ロックが提唱した”Tabula Rasa(白紙説:生まれたばかりの人間の心は白紙の状態であり、経験を積むことで知識が拡大してゆく)"から来ているそうです。ちなみにラテン語でTabulaは板、Rasaはまっさらの、という意味です。

運営元である株式会社フロリステ・モデュールは花、観葉植物、コーヒーなど植物から生まれた生活を彩るものを「ボタニカル」と捉えており、そのボタニカルを提供する場所として「TABULA COFFEE & FLOWER」をオープンしました。

「日々溢れる情報にさらされている今の私たちには、頭のなかをまっさらな状態=Tabula Rasaに戻す時間が必要であり、そのまっさらな時間をお花とコーヒーのある空間『TABULA COFFEE & FLOWER』で過ごしてほしい」

そんな想いが込められた「TABULA COFFEE & FLOWER」で、皆さんも白紙にもどって緩やかな時間を過ごしてみませんか。

出典:リビングふくおか・北九州Web
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