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【いよいよ『王女ピョンガン』の修羅場】愛憎が渦巻く究極の4人はどうなる?

  • 2024.3.27

時代劇『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』の主要な登場人物は4人だ。主役の2人はピョンガン王女(キム・ソヒョン)とオン・ダル(ナ・イヌ)であり、この2人にからむ重要人物が、桂婁(ケル)部族長の息子コ・ゴン(イ・ジフン)と消奴(ソノ)部族長の養女ヘ・モヨン(チェ・ユファ)だ。

ピョンガン王女とオン・ダルは熱烈に愛し合っている。しかし、戦いが激化する中で気持ちに食い違いが生じてきた。ピョンガン王女は高句麗(コグリョ)を守るためだったら何でもやり抜く覚悟を決めているのだが、オン・ダルはそこまで厳しい対応を取っていない。やはり人情家のオン・ダルはまずは人道的な生き方を通している。

とはいえ、悪徳高官コ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)の策略がどんどん陰湿になっていく中で、ピョンガン王女は高句麗の王家を守るために究極的な選択を迫られることが多い。

そのやり方がオン・ダルの意思にそぐわないことがあるのだが、2人は永遠に誓い合った夫婦だ。どんな事態が起ころうとも、最後は愛を信じて行動していくことになるだろう。

コ・ゴンは、かつてピョンガン王女の武芸の師匠として彼女を慕っていた。しかし、彼女の愛を得られないと知ると、逆に憎しみが強くなって徐々に父親コ・ウォンピョの意向に従うようになった。完全にピョンガン王女の敵対勢力だ。しかも彼は王位を狙う意欲も強くなってきた。

写真=Victory contents
興味深い4人の行動

そんなゴンが愛する女性が今やモヨンになった。モヨンは新羅(シルラ)の国王からピョンガン王女を殺せと至上命令を受けている。そのために戦略的に動こうとしており、頭のいいモヨンがピョンガン王女にとって強力なライバルになりうる可能性を持っている。

以上のように、それぞれの立場でミッションと苦悩を抱えている4人のメインキャストの関係性がスリリングになってきた。テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』もいよいよ終盤を迎えていくが、4人の動向が本当に興味深い。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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