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「ウチの財産が目当てだろ?」義兄のひと言に驚愕。その後も信じられない言動が続き…

  • 2024.3.27
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結婚すると、義家族との関係性も大事になってくると思います。良好な関係を築きたいと思っていた私ですが、義兄の言動には驚かされることばかりで……。

初対面でまさかのひと言

結婚したばかりのころ、ひとり暮らしの義母の家に招かれた私たち夫婦。そこには義兄の姿もあり、そのときが初対面でした。「はじめまして」とあいさつをすると、義兄は私のことをジロジロと見て、夫に「こんな女、どうせ財産目当てでお前と結婚したんだろう」と言い放ったのです。

初対面にもかかわらず嫌悪感に満ちた表情でそんなことを言われ、私は呆気にとられてしまいました。その日は、義母が作ってくれた夕食をみんなで食べる予定だったのですが、その後もずっと不機嫌な義兄は「こんなモノ食えない」とひとりで外食へ。義兄の勝手な行動に、義母も「どうしてあんなふうに育ってしまったのかしら……」とため息をついていました。
あとで知ったことですが、義兄はこのとき離婚調停中で、妻に慰謝料や養育費を払わなければならず、イライラしていたようです。それでも、あのときの態度はよくないと思いますし、義兄の第一印象は私の中で最悪なものとなりました。

義兄の行動にあ然

それからしばらくして、やさしかった義母は患っていた病気のために亡くなりました。義母は生前、自分に何かあったときのためにと、遺産についての公正証書遺言を作ってくれていました。そのため、義兄と遺産について揉めなくて済むと安心していたのですが……。

義母のお葬式に現れた義兄は、お線香に息を吹きかけて消す、義母の遺影の前でピースサインで写真を撮るなど、非常識極まりない行動を連発。義兄の行動に、私は開いた口が塞がりませんでした。

お葬式が終わったあと、遺産について話し合いを始めた夫と義兄。はじめは不服そうな顔をしていた義兄でしたが、夫が公正証書遺言を見せながら話をすると、義兄はしぶしぶ遺産を兄弟2人で平等にわけることに納得したようです。

その後、義兄が「弟に何かあったら家と土地が自分のものになる」と親戚に言っていたことを知りました。義兄の信じられない言動には、本当にあきれてしまいます……。義母が大切にしていた家は、今では私たち夫婦が住まわせてもらっていて、義兄に何を言われても、この家だけは守っていくと2人で誓っています。

著者/守家やもり
イラスト/マメ美

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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