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学用品がなくなり「つらかったね」物をなくしたわが子の苦しみがわかった母

  • 2024.3.27

物ってそんなになくなるもの…?わが子の紛失癖にため息をついたことがある人はどのくらいいるでしょうか。小学生になって親の目が届きにくくなると、物の管理は子ども任せになるところもでてきますよね。そんな時、子どもが物を頻繁になくして帰ってくると、つい叱ってしまうことがあるかもしれません。しかし、子どもなりの事情があったとしたらどうでしょうか。そんなことを考えさせてくれる作品をご紹介します。愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんの作品『ぼくの教科書がありません』をご紹介します。

楽しい小学校生活。だけど、ある日教科書が見当たらなくて…

小学校4年生のイチくん。イチくんの家は母子家庭でした。仕事を掛け持つ母をみて、イチくんもできる限りのお手伝いに励みます。大変なときはあるけど、大好きな、優しい母との生活につらさは感じていなかったといいます。

学校に仲良しの友だちがたくさんいて、充実した毎日を送っています。これからもそういった毎日が続くと疑わなかったイチくん。しかし、ある日を境にトラブルに巻き込まれ、深く傷ついてしまうのでした…。

小学生の紛失事情は、大人が思っているより複雑かもしれない

わが子が学校でものをなくしてきた。そんな経験がある日はいませんか?学校の様子は見えにくいところがあり、荷物の管理などしっかりできているか心配になることがあるかもしれません。

イチくんは、なくしたのではなく、誰かに盗まれてしまったのだと気が付きます。理科、算数、国語の教科書、それに習字セット、絵の具セット…。次々に亡くなっていく日々はイチくんにとってとても不安だったでしょう。母親に相談をすることもなかなかできずにいました。

小学校のなくしものは、もしかしたら親の知らないところで複雑な事情があるのかもしれません。親に言うことだってとても勇気がいることです。頭ごなしに叱らずに、本人の話を聞いてあげられたらいいですね。

物をなくして、学ぶ大切なこともある

働く母を見続けてきたイチくんは、もしかしたら他の子どもより、お金の大切さをとてもよく理解しているかもしれません。物を大事に扱ってくれると親としては、とてもうれしいですよね。

たくさんの学用品をなくし、再度購入してもらったイチくんは親への罪悪感でいっぱいになってしまったそうです。

なくしてしまったものは、たしかに仕方がないことでしょう。しかし、ただ叱って終わったり、仕方ないと諦めて終わらせてしまったりするのはもったいないかもしれません。お金や物の大切さをこういった機会に、話し合ってみてください。きっと次はもっと物を大事にしてくれるようになるはずです。

著者:ゆずプー

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