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急拡大チェーン【感動の肉と米】、 ステーキ戦国時代に行列のワケは? 1,000円セットを食べてわかった3つのこと

  • 2024.3.26
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昼時は行列もできていた「感動の肉と米」(写真:サイゾーウーマン)

3月21日放送の経済情報番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)で、すかいらーく創業者の横川竟(よこかわきわむ)氏が今後のステーキチェーン店は3つの戦いになるとして、「いきなり!ステーキ」「やっぱりステーキ」に続いて名前を挙げた「感動の肉と米」。外食産業のレジェンドが認めるその魅力を探りに、実際に利用してきました。

目次

・【感動の肉と米】とは?
・【感動の肉と米】発券からステーキ受け取り、着席までの流れ
・【感動の肉と米】人気ナンバーワンのロースステーキセット実食

・【感動の肉と米】食べ放題コーナーは情報量の嵐
・【感動の肉と米】好調の理由は高コスパ、高タイパ、イベント性?

【感動の肉と米】とは?

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店外のメニュー看板(写真:サイゾーウーマン)

3月21日放送の『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)で、すかいらーく創業者の横川氏が気になっている外食チェーンとして実際に店を利用していた「感動の肉と米」。その上で、今後のステーキチェーン店は3社の戦いになるとして、「いきなり!ステーキ」「やっぱりステーキ」「感動の肉と米」を挙げていました。

そんな「感動の肉と米」は、2021年4月29日に愛知県春日井市に1号店をオープンして以降、東海地方を中心に着実に店舗数を増やして現在32店(2024年3月現在)。ステーキチェーンの戦国時代において、23年だけで13店舗を出店した急拡大中の新興勢力です。

人気メニューはロースステーキセット1,000円(レギュラー税込、以下同)、ハラミステーキ1,000円。ご飯、みそ汁、ご飯のお供がついた価格で、ステーキ以外のセットは食べ放題。生たまごも1個提供されます。

そのほか、ハンバーグセット900円、赤身カットステーキセット1,000円などもあり、いずれも同じく食べ放題セット付き。

なお、運営会社は焼肉チェーン「あみやき亭」を展開する株式会社あみやき亭です。

【感動の肉と米】発券と同時にステーキ登場

平日の昼1時過ぎに「感動の肉と米」を訪れると、店の前には行列ができていました。ひとり客と大学生風グループで、人数は6人ほど。2〜3分待っていると店内に入れました。

ここからは怒涛の展開!

まず券券機でオーダーするのですが、いきなりタッチパネルに「本日はイカの塩辛DAY」と告知が現れたので注文ボタンを探してあたふた。

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毎週月曜はイカの塩辛DAY、なんと食べ放題(写真:サイゾーウーマン)

さらに、初利用のため「ロースステーキセット」をなかなか見つけられず、後ろで行列をなす人の圧を感じながらなんとか発券。「人気」「定番」等のカテゴリのうち、ロースステーキは「定番」のほうにカテゴライズされていました(人気ナンバーワンなのに!)。

発券を終了し、カウンターのほうを振り返ると同時に「ロースステーキです」と肉が登場!

レシートとクレジットカードをしまうわずかな時間すらないままステーキが登場し、そのままセルフサービスのご飯とみそ汁のコーナーへ。

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ご飯とみそ汁はセルフサービス(写真:サイゾーウーマン)

後ろに続く利用者に迷惑がかからないよう、ペースを乱してはならない一心で、初めて見るライスの自動盛り付けマシンやみそ汁の作り方手順を必死でこなし、なんとか席に到着。

入店してから着席するまで2分かかっているかどうか? この猛スピードさは、ストップウォッチで記録しておけばよかったと思いました。

なお、カウンターでのステーキ提供時は写真のようにキッチンペーパー的なものがかけられています。

【感動の肉と米】人気ナンバーワンのロースステーキセット実食

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正直、肉に焼きたて感はなかった(写真:サイゾーウーマン)

油はねガードのペーパーをよけるとステーキ登場。肉がジュウジュウ、煙がモクモクしていると思っていたのに、まったくそんなことありません。ここは期待外れ。

溶岩プレートを使って自分で仕上げるスタイルとあって、肉の中はミディアム・レア。すかいらーくの創業者の方いわく、この溶岩プレートがあるから早く提供できるとのこと。

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中はまだ赤い(写真:サイゾーウーマン)

肉をフォークで押さえると、肉汁があふれ出て、ようやくプレートでジュウジュウいってくれました。

ステーキはスジや硬いところがなく、食べやすい。肉の旨み、肉汁、噛みごたえ、すべてが「そうそうステーキってこれだよね!」という喜びに直結し、満足感は◎。

カットしてプレートで焼くのも大した手間ではないので、口に運ぶまで待つこともありません。

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押さえると肉汁がしみ出る(写真:サイゾーウーマン)

ステーキに胡椒がしっかり目に振られているので、そのまま食べてもいいのですが、ステーキソース等は座席にあります。

トマトガーリックはハンバーグ用だったので、ステーキソースは3種類とヒマラヤ岩塩、醤油。

ちょっとずつ味変しながら食べ進めましたが、ベーシックなステーキソースが玉ねぎの甘みがあって良かったです。からしマヨは、いきなり!ステーキのマスタード的な存在だと思いますが、成分表示を見たら「ドレッシング」とあったので、ステーキ用ではないかもしれません。

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ソース各種(写真:サイゾーウーマン)

個人的な好みとしては、いきなり!ステーキのようにすりおろしにんにくがあったらうれしいのですが……。

食べ放題コーナーは情報量の嵐!

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食べ放題コーナー(写真:サイゾーウーマン)

ステーキを完食後、食べ放題コーナーへ。野沢菜、白菜キムチ、牛しぐれ、めかぶ、生卵がありました。

この食べ放題コーナーは掲示物が多いので見逃し注意です。「めかぶ新登場!!」のお知らせ、「幻の!!超ガーリックライスボール」の告知が目に飛び込みます。また、「わさびをご利用のお客様は店員にお声がけください」の表示もあり、それならわさび醤油で肉を食べたかった! と後悔しきり。

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告知の嵐(写真:サイゾーウーマン)

ガーリックライスボールは「14時頃出現!?」とのことで、高校生グループが粘って滞在してたのはこれ狙いなのかもしれません。

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ガーリックライスボール、気になる(写真:サイゾーウーマン)

そして、おろしにんにく発見! 食べ放題コーナーで提供されていました。

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個包装タイプのおろしにんにく(写真:サイゾーウーマン)

また、この日はイカの塩辛が食べ放題でしたが、人気のためかトレーがすっからかん。残念ながら食べられませんでした。多忙のせいか、補充作業まで手が回っていないようです。

食べ放題のご飯のお供で「丼」

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三食丼(写真:サイゾーウーマン)

牛しぐれとめかぶとキムチで三食丼を作ってみました。

店内を見ていると、みんな同じような三食丼を作り、さらに生たまごをプラスしています。隣の席の女子大生風が「めかぶうまっ!」とずっと言っていたので、めかぶから食べることに。粘りが強くて、歯触り抜群! スーパーで買うパックのめかぶと比べ物にならないほど肉厚でねっとりです。

キムチは甘め。辛味は最後にピリリとある程度で、とても食べやすくて気に入りました。牛しぐれは、濃いめの甘い味付けでご飯が進む進む! エリンギの歯ごたえも楽しいです。

【感動の肉と米】高コスパ・高タイパとイベント感が◎

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モットーはうまい、早い、安い(写真:サイゾーウーマン)

初めて「感動の肉と米」を利用し、ステーキチェーン業界で好調の理由が3つ見えた気がします。

1つ目はコスパ。肉の味は「そうそうステーキってこれだよね!」と納得感のある王道で、ソースをはじめ、わさびやにんにくで味変できるのが楽しい。そして、食べ放題の「ご飯のお供」はどれも国産だったことが印象的で、ご飯が進む味わいでした。欲を言えば、野菜がまったくないので、トマトやブロッコリーなど一品だけでもあるとなおうれしいところです。

そして2つ目はタイパの高さで、これをほかの外食サービスが超えるのはおそらく不可能なのでは? マクドナルドでオーダーしてから口に運ぶまでの時間より、「肉と米」で発券して食べるまでのほうが早いでしょう。これは本当に感動体験でした。

3つ目は、これらデフォルトのサービスに加えて、イレギュラーなイベントがあること。幻のガーリックライスボール、曜日ごとに異なる○○DAY、ごはんのお供の新登場など、利用者もマンネリすることなく何度も楽しめるでしょう。実際、筆者も今週中にまた行こうと思っています。

名古屋市を中心に東海・関東地方に集中出店する「感動の肉と米」が、今後どこまで全国に拡大するのか? 楽しみに見守っていきたいと思います。

サイゾーウーマン編集部
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