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手持ち服は21着だけ「昼田流クローゼット整理」を編集部員がやってみた結果…ギチギチのクローゼットが見違えた!

  • 2024.3.27

クローゼットに収まらない服を前に、途方に暮れていたリンネル編集部員M。1000着から6年かけて21着までに減らしたファッションエディターの昼田祥子さんに、昼田流のクローゼット整理を教えていただき、実践してみました。

教えてくれた 昼田祥子さん profile

ファッションエディター歴21年。2016年に大規模な服捨てに着手し、1000枚近くあった服を21枚まで減らす。その体験をWEBマガジン「mi-mollet(ミモレ)」の連載で綴ったところ大反響を呼ぶ。

挑戦したのは… リンネル編集部M

捨てるのが苦手な40代・1児の母。寝室のウォークインクローゼットに服が収まらず、部屋にラックを2つ設置してしのいでいる。大規模な服の整理は5年間していない。

昼田流・クローゼットの整理をやってみました!

TRY 1: 2年以上着ない服を捨てる

「体型の変化で着なくなった服が多いなぁ」(リンネル編集部M、以下M)

昼田さん(以下昼田):「2年間着ていないということは、とっくに縁が切れているということ。元カレと同じです。縁が切れた人がずっと家にいるなんておかしいですよね?

M:人に置き換えると、途端に違和感が!とはいえ思い入れのある服は処分しがたい……。

昼田:どうして失うことを恐れているのか理由を自問自答して、“今の自分”に軸足を戻してみましょう。

\ 結果 /
処分する服がこんなにたくさん!

<リンネル編集部Mが手放した服の処分方法>

❶アパレルブランドの回収サービス
実店舗内にリサイクルボックスを設置、オンラインで回収キットを販売し引き取るなどさまざまな形式が。自社ブランド限定がほとんど。

❷セカンドストリート
実店舗とウェブでの宅配買い取りを実施。ファッションアイテムだけでなく、生活雑貨や家電も取り扱いあり。まとめて買い取りをお願いしたいときにも。

❸フリマアプリ
メルカリや楽天ラクマなど。出品も発送も自分で行う必要があるが、販売価格を決められるのがメリット。春夏物は2月末、秋冬物は8月末の出品がおすすめ。

TRY 2: 1週間同じ服で過ごしてみる

昼田:上下同じコーデで1週間がベストですが、トップスだけ似たような2パターンでもOK。

M:ボトムスは同じもの、トップスはグレーのニット2パターンでトライ。誰にも気づかれませんでした。

昼田:そう、意外とみんな人のことを見ていないんです(笑)。毎日違う服を着なければという考えが思い込みだと実感できると思います。

M:朝の着替えもノンストレスになりました。

昼田:ほかのことに意識を向ける余裕が生まれます。

TRY 3: 残った服を確認し、 全部着てみる

まだまだ多い服たち。

昼田:まずは着てみて、しっくりこないものは潔く手放しましょう。この中で毎日着たい服はありますか?

M:そう言われると、ものすごく少ない気が……。

昼田:まずは着てみて、しっくりこないものは潔く手放しましょう。サイズ感や着心地など、細かくチェックを。この中で毎日着たい服はありますか?
特別気に入ってもいない服がクローゼットを占拠しているという人がほとんど。あってもなくてもいい服も処分していきましょう。しっかりと自分軸で選び抜いたクローゼットは、自分軸の人生をもたらしてくれます。サイズ感や着心地など、細かくチェックを。

M:着てみると容赦なく減らせます。

TRY 4: 理想のクローゼットや憧れの人の画像を集め、目標を固める

昼田:Pinterestなどを使って、理想のクローゼットや女性像の画像を集めてみましょう。最初にこの作業を行うのではなく、ある程度服の数が減ったときに行うことで、ゴールが明確になります。めざす服の量もイメージして。Mさんの理想のクローゼットは?

M:服と服の間にゆとりがある状態に憧れます。理想は、アウターを除く服をすべて寝室のクローゼットに収納したい! 女性像を設定したことで、処分すべき服も明確になりました。

TRY 5: 4で思い描いた理想の自分が行きそうなお店で試着してみる

昼田:まず、「TRY4」で思い描いた理想の女性像を自分にインストールするような感覚でショップに行って、気に入った服を試着してみましょう。値段や着まわしのことは考えず、“これを着ている私になりたい”と心揺さぶられる服を体感してみてください。

M:試着して家でクローゼットを開くと、“これじゃない”という感覚が研ぎ澄まされる不思議。さらに服捨てが進みました。

はたして、服捨ての結果は……?

<Before> 服がギチギチに詰まった状態

<After> ギチギチに詰まったクローゼットにゆとりが!

部屋に設置しているラック(After)のひとつがガラガラに。クローゼットにもゆとりが生まれました。
私の場合は「まだ着られる服を捨てることに対する罪悪感」が服捨てのネックとなっていることが判明。
しかし、昼田さんの「すでに切れた縁」という言葉が刺さり、大量処分に成功しました。“今の自分”を軸に、服捨てを続行していきたいです!

photograph:Ai Tomatsu styling:Kyoko Toyoshima [prop] illustration:Sora Ishida(relace) cooperation:AWABEES
リンネル2024年3月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

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