これって虐待？「ごめんなさい」殴られて謝り続ける子を目撃！

児童虐待はあってはならないことですよね。もし、皆さんの近所で虐待を疑う行動を見たり、子どもから助けを求められたりしたらどうしますか？児童虐待は気が付いていないだけで、身近に潜んでいる問題です。児童虐待について考えさせられるAiさんの作品『娘の友達は帰りたくない』をダイジェストでご紹介します。

「家がわからない」そんなことある？

2児の母であるAiさん。小学生の長女・ひなちゃんが友だちと遊んでいた時のこと…。門限の5時が近づき、2人に声をかけました。

すると、友だちのきららちゃんは「家が分からない」と言うのでした。「まさか、そんなはずは」…と思いつつ、困ってしまうAiさん。一体、きららちゃんにはどのような事情があるのでしょうか。

虐待を目撃！声なきSOSにどう向き合う？

きららちゃんの家庭には複雑な事情があり、叔母と父親と暮らしているようです。その叔母がきららちゃんに暴力をふるっているところを目撃したAiさん。Aiさんは「警察に行きませんか？」と声をかけます。

Aiさんのように、他の大人が声をかけるということはとても大切なことですよね。

子どもらしい笑顔を社会で守ろう

その後、きららちゃんの表情は明るくなったと言います。相変わらずひなちゃんとも仲良く遊んでいる様子のきららちゃん。状況が改善されたのでしょうか…。本当によかったです。

助けを求めることすらできない子どもたちは「虐待」におびえ、大人の顔色をうかがいながら生きています。はつらつとした本来の「子どもらしい笑顔」を見ることができないなんて…とても悲しいことです。

社会で一体となり、子どもを虐待から守る仕組みがより強化されることを願います。「おかしい」と感じたら、学校や児童相談所に相談をするなど、悲しい事件が起きる前に救いの手を差し伸べたいですね。

著者：ゆずプー