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泣き寝入りするしかない?通っている脱毛サロンが倒産したらやるべきこと

  • 2024.3.26
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脱毛サロンのシースリーや銀座カラーが倒産しました。通い放題のコースに数十万円ものローンを組んでいる人も多いのではないでしょうか。

「泣き寝入りするしかないのかな…」

そんな風にあきらめてしまった人もいるでしょう。

今回は、脱毛サロンが倒産してしまったら、支払ったお金がかえってくるのか解説します。通っていた脱毛サロンが倒産したときにまず何をやるべきかもお伝えします。

■すでに支払ったお金の返金は難しい

脱毛サロンが破産してしまった場合、すでに支払った分を取り戻すのは困難です。

破産手続きにおいて、脱毛サロンは税金や従業員の給料を優先的に支払う必要があるため、顧客への返金は期待できません。

しかし、以下のケースではお金が戻ってくる可能性があります。

・契約直後でクーリングオフ期間だった場合
・クレジットカードによる分割払いを選択していた場合

■倒産したらどうする?お金を取り戻すためにやるべきこと3つ

ニュースなどで倒産の事実を知ったとき、あるいは脱毛サロンの会社から破産についての通知が届いたら、何をすればよいのでしょうか。ほんの一部でもお金を返金してもらうために、やるべきことは3つです。

●1:契約書の確認

最初に確認するべきことは、契約書の記載内容です。破産したときにどういった扱いになるかについて、契約書で再確認しましょう。

●2:支払い方法の確認

次に確認するのは支払方法です。支払方法には一括と分割がありますが、脱毛サロンは高額なサービスですので分割払いを選択しているかもしれません。

分割払いの残高があればカード会社に支払いの停止(支払停止の抗弁)を行えます。その際はカード会社に以下の書類を送付します。

・契約書のコピー
・施術回数がわかる資料(診察券や会員証のコピー)
・店側とのやり取りがわかるもの(EメールやLINEなどのスクショなど)
・破産管財人からの通知書のコピー

●3:弁護士債券届の出し方の確認

破産管財人に対して債券届出書を提出します。債券届出書は、破産した会社から自分は返金を受ける権利があると主張する書面です。この書面を提出することで、ほんの一部でも返金を受けられるかもしれません。

■長期サービスの場合は分割払いが無難

キレイになりたいというのは女性にとって切なる願望といってもよいでしょう。それだけに、財布のひもがゆるくなってしまうかもしれません。しかし一度払ったお金を取り戻すのは大変です。

長期サービスを一括で支払うことにはリスクがあります。破産のリスクや自分の利用頻度も考え、自分が支払える範囲のサービスに申し込むのが本当の意味でお得なのではないでしょうか。

文・馬場正裕(ファイナンシャル・プランナー)
高校教師・学習塾・予備校の講師を経て、現在は金融・保険などのマネー系Webライターとして活動中。主に、金融メディア、SDGsメディアに出稿している。

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