ボッテガ・ヴェネタの2024/25秋冬コレクションは、実用性の中にエレガンスを重ねて。

エレガンスとユーティリティを重ねて。

ガラスのサボテンと夕日を思わせる壁面を会場に用意したボッテガ・ヴェネタ。マチュー・ブレイジーはサボテンにレジリエンス（回復力）と革新性や強さ、適応性の意味を込めたようだ。2024年ウィンターコレクションのランウェイに登場したのは、エレガンスが香りながらも実用的でユーティリティをテーマにしたルック。 

カーボンブラック、バーントオレンジ、バーガンディ、オリーブ、アッシュグレー、レッド、ホワイト……炎を連想させるカラーパレットの中に夜を連想させる差し色が存在感を放つ。復活と再生を象徴しているという、ヘビ、炎、花のモチーフも登場。歩くことで揺れる美しさが際立つプリーツのセットアップ、たなびくバルーンシルエットや長いフリンジと、クラフツマンシップが活きる躍動的なウェアがランウェイを飾った。