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1984年のアーカイブを着想源にしたフェンディ2024/25年 秋冬コレクション。

  • 2024.3.25

1984年のアーカイブを着想源にしたフェンディ。

幾重にも重なったドレープカーテンのようなセノグラフィーに囲まれスタートしたフェンディ2024-25年秋冬コレクションのショー。キム・ジョーンズが今回のコレクションのインスピレーション源にしたのは、フェンディの1984年アーカイブ。「1984年のアーカイブを見ていると、そのスケッチには、ブリッツ・キッズや、ニュー・ロマンティックス、ワークウェア、貴族や日本のスタイルが描かれ、当時のロンドンを思い起こさせます。英国のサブカルチャーやスタイルがグローバル化すると同時に、世界の影響を吸収する時期でした。それでも、依然と英国独自の気品と余裕があり、他人がどう考えようとも気にしない、ローマのスタイルに共鳴する部分がありました」(キム・ジョーンズ)ランウェイには、美しい秋の森を連想させるくすみカラーをベースに、ニットを巧みに組み合わせたルックや着物の合わせを想起させるスタンドカラーのジャケット、カラーブロックのスタイリング、デニム、聖母マリア像やミロのヴィーナスなどの彫刻のプリントなど全53ルックが登場。足元はニーハイからロングまで、存在感が際立つ「セレリア」ブーツが揃い、サッチェルバッグ「シンプリー フェンディ」とショッパーバッグ「ロール」といった新たなバッグも登場。エレガンスと遊び心、二面性の豊かな融合を感じさせるコレクションとなった。

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