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産後、手のひらの皮がボロボロとが剥がれる事態に!病院へ行くと驚きの診断結果が待っていて…

  • 2024.3.25
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産後1カ月ごろ、突然手のひらの皮がむけ始め、みるみるうちに私の手のひら全体の皮がむけてしまいました。痛みは少ないものの、水仕事ができない私は、生まれたばかりの子どもをお風呂に入れることともできず、パパに協力してもらう毎日。そんな私を襲った病気は意外なものでした。

突然のかゆみと皮のむけ始め

初めての出産をして1カ月が経つころ、突然私の手のひらに水ぶくれのようなものがポツポツとでき始め、かゆみを感じるようになりました。

少しずつ手のひらの皮がむけ始めたのですが、痛みはほとんど感じなかったことと、産後で薬を使用したくないと思った私は、病院には行かずに様子を見ることにしました。しかし、みるみるうちに手のひら全体の皮がむけ始めたのです。

痛みで何もできなくなった私

そのころには手のひらに痛みを感じるようになり、子どもをお風呂に入れることも素手で洗い物をすることもできなくなりました。子どものお風呂は新米パパに何度もレクチャーをして覚えてもらい、パパが不在のときは母に私の家に来てもらい入れてもらっていました。

洗い物をするときは薬局で購入した布手袋と厚手のゴム手袋を使用。手のひら全体の皮がむけてしまったことへの不安感と、水を使うと痛みを感じるようになったので、私は子どもを母に預けて皮膚科へ行くことにしました。

皮がむけたのはアレのせい!

先生に手のひらを見せ、症状を話すとすぐに「多汗症」であることがわかりました。原因は“汗”だったのです。たしかに私自身子どものころから手のひらに汗をかきやすく、鉛筆を握っていても、誰かと手をつないでも手のひらに汗がにじんでいました。

電話をかけているだけでも手のひらから腕に汗が流れてしまうほどでした。でも、今回のように手のひらの皮がすべてむけてしまうことはなかったのです。

病気の原因は体質や…

先生と話をしていると、もともと私が手のひらに汗をかきやすい体質であることと、初めての出産でホルモンバランスの影響もあるかもしれないということがわかりました。

7月後半の出産で真夏だったことも汗をかきやすい要因の1つだったようです。そして、授乳で子どもを支えることや、子どもを抱っこすることで手のひらの熱がこもってしまい、水ぶくれになり皮がむけてしまったとのことでした。

治るのに時間がかかると言われましたが、私は授乳中だったので母乳に影響の少ない弱い塗り薬を強く希望し、毎日薬を手のひらに塗り1日中布手袋をして、水を使うときは布手袋の上にゴム手袋をして過ごしました。病院に行き1カ月が経ったころ症状は治まり、私は久しぶりに子どもとお風呂に入ることができました。4年後の冬に2度目の出産をしましたが、同じ症状は出ませんでした。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラストレーター/あさうえさい


著者:田中つばさ


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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