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「親だからストレスを我慢しなきゃいけない?」3児の母・鈴木亜美が実践する“気持ちの切り替え方”

  • 2024.3.25

ストレスは我慢しない! 家族になら正直に見せてもいいのでは

こんにちは、鈴木亜美です。日々、仕事と育児をしていると、例えば仕事でうまくいかないことがあると落ち込んでしまって、ネガティブな気持ちが子どもと一緒にいるときに限って表に出てしまったり……なんてことがありますよね。両立って難しいなとつくづく思います。今回は、私なりのメンタルのコントロール法をお話ししますね。基本的に私は、イライラしたりテンションが下がったりしたら、無理矢理明るく振る舞ったりしないです。何か気になることや嫌な気持ちになることがあったら、そんなにすぐには切り替えられないですからね。特に家族には、自分の本音を隠さないようにしています。家族にはむしろ、積極的に知ってもらえばいいんじゃないかなと(笑)。我慢するのって本当にしんどいですからね。外で他人にぶつけるわけにはいかないけれど、ストレスをためないためにも、家族にぐらいは、自分に正直でいていいんじゃないかなと思っています。

考えなければいけないことは、一人二役で自分に対して質問を!

私は何かやらなきゃいけないことや考えなきゃいけないことがあると、ずっとひとり言を言っています。「こうやって思うんだけど、どう?」「いいと思うんだけど、大変なのは嫌なんだよね」などと、自分で自分に対して質問しながら、ひとりでブツブツ言っているんです。一人二役みたいになっているので、周りから見たらちょっと怖いかもしれないのですが……(笑)。車でひとりで移動しているときや、家に子どもたちがいて、遊んでいたり、ごはんを食べたりしているときにも、その横でひとり言を言って。子どもたちに「ママ、何ひとりでしゃべってるの?」と言われることもあるのですが、「お仕事、お仕事!」などと言ってごまかしています。これをすると何がいいかというと、自分でも思ってもいなかったことを考えたり話したり、意外な答えが出たりするんですよね。頭の中だけで考えていると、行き詰まってしまうことが多いんです。何がよくて何がダメだったのか、私が悪かったのかな?などと肯定したり否定したりしながら、できるだけ客観的な視点を持つようにしています。仕事だけではなくて、育児のことで悩んだときも同じようにしていて。「長男がこんなことを言っていたけれど、どう返すべきかな?」「親なんだからしっかり言わなきゃダメでしょ」「でも、自分が小さいときにお母さんにこう言われて嫌だったよね?」などなど……。ブツブツと口に出しながら整理をして、子どもたちにどう声をかけてあげるのがいいのか、考えますね。

侮れない!? 「ひとり言」の意外な効果

この仕事をしているとインタビューを受ける機会が多いので、質問を受けて話すうちに、考えが整理されたり、思いもよらない自分の本音が出てきたり。そういう経験をたくさんしているので、普段もインタビューと同じような状況を自分で作って、言いたいことを吐き出すようにしているのかもしれません。あと単純に、ひとり言でも口に出すとすっきりするし、悩んでいても気持ちがラクになることが多くて。カウンセリングみたいな効果もあるのかなと思います。友達とお茶しながら思いきり話すと、ストレス発散になることも同じような効果だと思うんですけどね。子どもたちが生まれてからは、ゆっくり女友達と会う機会もなかなかないので、自分で解決できるように編み出したのが、ひとり言を言う方法だったのかもしれないですね。今日はここまで。次回は夫の実家との付き合い方について、我が家のケースをお話ししますね。鈴木亜美

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取材・文/野々山幸(TAPE) 構成/岩崎幸

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