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怒りの裏に隠された感情の秘密とは?家族が笑顔で過ごせる3つの秘訣

  • 2024.3.25
出典:ぎゅってWeb

怒り爆発!自分の感情の迷子だった過去

産後のガルガル期、生理前のイライラ。ホルモンバランスによって人が変わってしまったかの様にこんなにも、感情を左右するなんて子どもを産むまで知りませんでした。

産後クライシスで、夫婦ゲンカが絶えず、次第に夫婦での会話すらなかった1人目の産後。初めての子育てでイライラが募り、かわいいはずのわが子にも感情をぶつける自分に自己嫌悪で負のループでした。

そんなしんどい毎日をなんとかしたい思いから始めた、心理学などの「こころ」の勉強。感情の勉強をする事で、夫婦の会話も増え、家族で笑顔で過ごせる日が増えてきました。

かつての私はいつも何かにプンプン怒っていて、怒りの感情に満ち溢れていました。だけど、怒りの感情の仕組みを知る事で、怒りの感情の根っこの部分に、どんな自分の感情が隠れているのか見つめて、その気持ちを伝えてコミュニケーションが上手に取れる様になってきました。

今回は、怒りの感情の裏側と共に私が実際に実践してきた家族みんなが笑顔で過ごせる秘訣を3つのステップに分けてブログで綴っていこうと思います。

怒りは自分の心を守ってくれる大切なお守り

怒りは「第二感情」と言われていて、その怒りの裏側には「悲しみ」が隠れています。

道ゆく小さなイヌが、ゴールデンレトリバーなどの大きなイヌを見つけては急に吠え出し、その前を悠々と動じずに大きなイヌが歩いていく、様子を見たことありませんか?!

小さいワンちゃんの心の中は、大きなイヌが来て怖くて悲しさでいっぱい。だけど、悲しみを常に感じていたら、自分をの心や命を守れないので、吠えて怒りに変換して攻撃することで自分の身を守っているんです。

一方、大きなイヌは自分より小さいイヌに吠えられていても、恐怖や悲しみを感じる必要がなく余裕があるので吠え返すこともなく悠々と歩いている姿を見ることが多い様に感じます。

人や動物は悲しい感情を常に感じてしまっていては、こころが壊れてしまう。悲しみを感じなくていい様に、怒りや攻撃に替えて、本能的に自分の心や命を守っていることを心理学など、こころの勉強をして学びました。

私は、「怒り=悪いもの、いけないもの」と思っていて、子どもや夫にイライラしては、またやってしまった…と自分を責めていました。ですが、この怒りの仕組みを勉強したことで、「怒り」も大切な感情なんだと思える様になりました。

ステップ1 自分は何が悲しいのか怒りの裏側の感情を見つめる

イライラや怒りを感じた時に、大切なのが「自分は何が悲しいんだろ?!」と自分に聞いて考えること。自分の心の根っこの部分の感情を知る事で、どう対処したり、どう相手に伝えればいいか?!が見えるようになってきます。

心の奥底には「悲しい、悔しい、寂しい、怖い」など色んな感情がかくれんぼしています。

「疲れていて、悲しいんだな」「家事が思うとおりに上手くいかなくて悔しくて悲しいんだな」「子どもに何度も伝えても、話を聞いてもらえなくて大切にされてない感じがして悲しいんだな」など

ひとつひとつ丁寧に紐解いて、自分の感情に目を向けると、自分は何が悲しくて怒っているのか、段々と見える様になって来ます。

最初は私自身「泣いたり、悲しんだりする事は弱い事」という固定概念があって、それがブロックとなり、なかなか怒りの裏側に隠された悲しい気持ちに気付くのが難しくて時間がかかりました。

そんな時は、紙やノートに自分の思うままに、気持ちを書き出してみるのもオススメです。

ステップ2 『悲しい感情の奥に隠された自分の望みや願いに気づく』

悲しい気持ちを見つける事が、出来る様になったら、「自分はどうしたかったのか?!どうして貰えると嬉しかったのか?!」を考えて、怒りの中に隠された本当の自分の望みや願いを見つけてみましょう。

例えば私の例でいうと、上の子が3歳、下の子が1歳になったばかりの頃、夫が「来週友だちと新年会で飲みにいってくるわ!」と一言。

普段、家族の為に仕事を頑張ってくれているから、たまにの息抜きに気持ちよく送り出してあげたい思いとは裏腹に、「はぁ?!何で夫ばっかり遊びに行くん?!」と、はらわたが煮えくり返り、イライラと怒りが止まりませんでした。

何が悲しいか自分に聞いてみると「自分1人だけで子ども達をみるのは、私には責任が重くのしかかって不安で寂しい。自分の予定を自由に決められて羨ましくて、それが悲しい」という感情が出てきました。

もう一つ掘り下げて、「自分はどうしたらうれしいのか、どうしたいのか?」自分に聞いての本当の望みを考えると「本当は責任に押しつぶされそうで、一緒に家にいてくれたら安心する。1人で子どもたちをみている、子育てを頑張る私を認めてほしい。頑張ったご褒美に帰りにお土産にアイスを買って来て欲しい。」でした。

『ステップ3 I(アイ)メッセージで伝えてみる』

私は自分の思いや気持ちを伝えるのが苦手で、察してよ!と不機嫌になってアピールしてみたり、自分の気持ちを我慢して後でよく大爆発していました…(笑)

自分の本当の気持ちもよく分からなかったので、「なんで〇〇なの!?」「どうして〇〇してくれないの!?」と子どもや夫によく言っていました。

だけど人って「なんで」「どうして」と言われると責められている様に感じて、さらに夫婦喧嘩がヒートアップしたり、子どもたちにも思うように伝わらず、家族で笑顔で過ごしたいのにすれ違うことが多くあり、なんでなんだろう…と悩む日々を過ごしていました。

だけどこころの仕組みを学んで、自分の本当の気持ちや望みを相手に伝える事で、子どもや夫とも少しずつ分かりあえるようになってきました。

その時に大切なのは、主語を「わたし」や「ママ」や「お母さん」にして「I(アイ)メッセージ」で伝える事。

ステップ2でお伝えした例の続きで言うと
「わたし、1人でワンオペしてると責任が自分にのしかかってくる感じがして、しんどいねん。〇〇くん(夫の名前)が一緒にいてくれるだけでと安心なんだよね~。いいな~!自由に遊びに行けて羨ましい!私も飲みに行きたーい!1人で子育て頑張ったご褒美にアイス買って帰ってきて~!」と伝えました。

本当は「1人で子育てするのが寂しい」が本音でしたが、その当時の私には「寂しい」の一言を伝えるのはなんだかハードルが高く、恥ずかしかったので言えませんでした(笑)

だけど、夫がいてくれると「安心」の言葉に変えて、自分の気持ちや自分はどうして貰えると嬉しいのかを伝えたことで、不思議とあれだけモヤモヤ、イライラしていた怒りがスーッと消えてスッキリ!!自分の気持ちや望みを伝える事の大切さを知りました。

自分の本当の気持ちや望みが分かり、自分の気持ちに寄り添うことが出来るようになると、子どもの気持ちにも寄り添うことが出来る様になり、子どもが自分の思いを上手く言葉にできずに怒って泣いたり、思いが伝わらず兄弟げんかになった時も、お互いの子ども達の気持ちを聞いて寄り添ったり、それぞれどうしたかったのかを聞いて思いを伝えあうよう導いたり出来る様になりました。

本当の気持ちを伝えあって家族みんな笑顔に

少しずつ自分の気持ちを俯瞰して見れるようにはなってきましたが、仕事や育児で疲れていたり家事が思うように進まず、いっぱいいっぱいになり、「なんで伝えたのに〇〇してくれないの!?」と怒りが爆発してしまったりする事が、まだまだあります(笑)

子どもや夫と感じ方や物事の捉え方、価値観が違い、分かりあえず衝突したり、自分の思い通りに子どもをコントロールしてしまって反省することも多々ありました。

だけど「違いは違いであって間違いじゃない」という言葉に出会い、子どもや夫との考え方の違いは、自分との考えや感じ方と違うでけであって「間違い」ではない。そのことを知ってから、相手が悪いと決めつけたり、自分が悪いんだ…と必要以上に責めて自己嫌悪に陥ることが少しずつ減っていきました。

家族それぞれが、自分の気持ちや相手との考えや気持ちの違いを認めあうことで、笑顔で過ごすママやパパ、子どもたちが少しでも増えたらいいなと願っています。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

<ぎゅってブロガー/北嶋ゆみこ>

元幼稚園の先生、今は保育士として働くの2児のママ。 初めての子育てでうまくいかず思い悩む日々… そんな中で見つけた「ママ達に寄り添い笑顔にしたい」という新たな夢♡ 触育ベビーマッサージ講師の資格を取り、子育てでいろいろな葛藤をしながらも自分の夢に向かって奮闘中です★

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