衝撃のボウロとの出会い
先日、職場の方が「まるぼうろを作ったよ!」と持って来てくれました。 「まるぼうろ」というと、甘くて、ちょっとやわらかいしっとりとしたおやつというイメージがあったのですが、食べてビックリ!!味はおいしいけどとにかく「硬い」のです。
びっくりして、調べてみたところ、私がイメージしていた「ボウロ」は主に他県(ポルトガルから長崎へ輸入されてきた菓子がルーツ)のもので、鹿児島の郷土菓子といわれる「ボウロ」は、"堅くてカリカリとして卵の香りが香ばしい”という違いがありました。
そこで、実際自分でも「ボウロ」を作ってみることにしました
懐かしい味の和風クッキー「薩摩ボウロ」
【材料】(8個分) 材料はとってもシンプル!たったこれだけ
薄力粉…125g 重曹……小さじ1/2 卵………1個 砂糖(三温糖)…100g みりん…少々
【作り方】 ①薄力粉と重曹は合わせてふるっておく
②ボウルに卵を溶きほぐし砂糖を2~3回にわけて入れながら混ぜる
③①の粉を②に加えて、粉っぽさがなくなる程度まで混ぜ、ラップをして冷蔵庫で30分程度寝かせる
④ピンポン玉くらいの大きさに丸めてクッキングシートを敷いた鉄板に並べる ※とても膨らむので鉄板1枚に8個ぐらいを目安に間隔をあけて焼くこと!
⑤表面に、少量みりんを塗る(ごま油や卵黄を味醂で溶いた物でもOK)
⑥170~180℃で12分ぐらい焼いたら完成 (写真左は、他県でよくつくられているボウロ/右は薩摩ボウロ)
↑他県でよく食べられているボウロには、さつまボウロの分量に、②の工程の後で、はちみつ20g程度や牛乳少量を加えて作れるようです(今回さつまボウロは三温糖を使用しているので、色が違います)
焼いた当日はあまり違いがわかりませんでしたが、翌日以降は、【さつまボウロ】と他県の【ボウロ】で食感の違いが結構あって違いを楽しむことができました。
材料も身近なものでできますし、作り方もとても簡単なのでみなさんもぜひ作ってみて違いを楽しんでみてください♪
成形も丸めたり、スプーンで落とすだけで簡単なのでお子さんと一緒に作るのもおすすめです