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笑って泣いてしみじみ楽しむ!『きのう何食べた?』はお茶の間で繰り返し見たいドラマ

  • 2024.3.25
笑って泣いてしみじみ楽しむ!『きのう何食べた?』はお茶の間で繰り返し見たいドラマ
(C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社

西島秀俊と内野聖陽が主演、よしながふみ原作の『何食べ』season2

「何食べ」の愛称で親しまれる『きのう何食べた?』のドラマシリーズseason2のBlu-ray&DVDが3月20日に発売された。同ドラマの原作は、『大奥』や『西洋骨董洋菓子店』など多数の代表作を持つ漫画家・よしながふみによる同名人気コミック。2007年から週刊モーニングで連載されており、シリーズ累計945万部(電子版を含む)突破するほどヒットしている。

2LDKのマンションで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)のカップルの食卓を通して人生の機微を綴っている。ドラマ版ではシロさんを西島秀俊、ケンジを内野聖陽がそれぞれハマリ役で演じて高評価を得て、2019年放送のseason1に続いて2020年元日には正月スペシャルドラマが放送、2021年には映画化もされた。

シロさんとケンジの日々を見て共感したり救われたり

本ドラマが多くの人から支持されたのは、やはり誰もが共感できる、人生を送っていく上での悩みごとを優しく拾っているところが大きいだろう。仕事とプライベートをどう両立させるか、一緒に暮らしているパートナーにどこまで理想を求めて現実を受け入れるか、世代も価値観も違う親とどう向き合っていくか。多かれ少なかれ多くの人が直面する問題がシロさんやケンジたちに次々と降り掛かってくる。

そして、問題を乗り越えたり、あるときは交わしていくようすが、真摯でいて深刻になりすぎずに笑いも交えながら、だからといって軽んじられずに描かれていく。丁寧に見守る視線に安堵感を持てるし、見ていてうんうんと首がもげるほど頷けるし、私だけの悩みじゃないんだと救われる思いもする。

“ほっこり”だけではない厚みのあるドラマ

もちろんシロさんとケンジのやりとりにほっこりとさせられるし(彼らだけじゃなく、小日向さんやジルベール、弁護士事務所や美容室の面々、富永家も!)、シロさんの生活に根ざした倹約料理の数々もリアルに参考になるし目にも楽しい。

当初ドラマ版はほっこり路線重視なのかなと思っていたのが、原作同様にシロさんの両親との確執にもきちんと踏み込んでいく姿勢が見て取れて嬉しく思えたし、ドラマ版もさらに厚みが増したと感じられた。

笑って泣けてしみじみほっこりとさせてくれる「何食べ」、ぜひBluRayやDVDでお茶の間で何回も楽しんで欲しい。特典ディスクには、ここでしか見られない貴重なメイキング映像やキャストインタビューも収録されているから、「何食べ」ファンは満足できること間違いない。(文:牧島史佳/BLライター)

『きのう何食べた? season2』Blu-ray BOX、DVD BOX発売中

Blu-ray BOX(5枚組)20,900円(税込)
DVD BOX(5枚組)16,720円(税込)
発売元:「きのう何食べた? season2」製作委員会
販売元:東宝
(C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社

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