【京都】本格和食を堪能し手打ちそばで〆る！伏見観光で寄りたい「紫雲仙（しうんせん）」

風情ある酒蔵が多く残る伏見桃山にある「手打ちそば 紫雲仙（しうんせん）」。お蕎麦が美味しいのはもちろんですが、一品メニューもハイレベル。一品とお酒を堪能して、手打ちそばで〆る、そんな楽しみ方ができる蕎麦店です。

本格和食も堪能できる手打ちそば店

歴史の足跡と酒蔵が多く残る町、伏見桃山。こちらは、坂本龍馬にゆかりがある寺田屋があることから名付けられた龍馬通商店街です。古き良き街並みが今も残ります。

伏見桃山は、京阪と近鉄からのアクセスもよく、春には桜の名所とも知られています。

その龍馬通りを逸れてすぐ、竹田街道沿いにある蕎麦店「手打ちそば 紫雲仙（しうんせん）」

元々は京都市役所前にありましたが、2021年にこちらへ移転されました。

風情のある一軒家造りの店内は、厨房前にカウンター席とテーブル席４卓あります。

おすすめは、厨房前のカウンター席。オープンキッチンで臨場感たっぷり。ご主人の丁寧な食材の扱い方、仕事に惚れ惚れすること間違いなしです。

料理はご夫婦で仕上げられることもありますが息ぴったり、まさに阿吽の呼吸といった感じ。

手打ちそばのお店ですが、夜は一品メニューが豊富。造りや揚げ物、珍味まで、どれも美味しそう。

魚介類は中央市場で、お野菜は大原や八幡周辺の農家さんから仕入れておられ、そば以外のメニューにもこだわっています。

グランドメニュー以外にも、その時期のおすすめ食材を使ったお料理も用意されています。そば屋さんとは思えない、和食店も顔負けのラインナップです。

夜メニューを堪能してきたので紹介しますね。

まずは春食材の代名詞、ぷっくりと大きいホタルイカ。ぎゅっと詰まった旨味でお酒が欲しくなりますね。

老舗の天ぷら店で修業をされていた店主とあって、天ぷらも評判。
こちらは車海老を使った人気の天ぷら盛り合わせです。山菜やきのこも美味しいです。食材がいいので、塩でも美味しくいただけます。

天ぷらを揚げる技が光ります。その所作を観ているとワクワクします。
食材ひとつひとつの扱いがとても丁寧で、細かい仕事をされています。

深い旨味のしっとりとした鴨ロース。ほんのり甘みを感じるタレがよく、辛子がいいアクセントに。
お酒が欲しくなりますね。日本酒にも合います。

お出汁たっぷりのプルプルの出汁巻き。１本ずつ丁寧に焼いてくれます。

美味しい魚料理には、日本酒が欠かせまんよね。
伏見の地酒は、招徳花洛、月桂冠の京山水、東山酒造坤滴（コンテキ）が３種類あり、ほかに秋田、福井の日本酒も用意されていました。

またお猪口、グラスを選べるサービスもありますので、お好きなのをどうぞ。

気に入った酒器でお酒を頂くと少し美味しく感じますね。

甘鯛の細造りと生牡蠣。おそば屋さんとは思えない海鮮のクオリティと品揃え。

塩焼きや鱗焼きのイメージの強い甘鯛はお造りで。お造りだからこそ、弾力のある食感と繊細な身の上品な甘みで美味しい。
ぜひ、味わってほしい一品です。

ミルキーで磯の旨味がつまった牡蠣。牡蠣にはやっぱり日本酒ですよね。
二口目には、キュとレモンを絞ってどうぞ。

〆はやっぱり手打ちそば

〆にはやっぱり手打ちそばがおすすめ。京鴨を使った鴨汁そばで、こだわりの手打ち十割そばです。

爽やかな香りの柚子の皮がうれしい。

鴨肉も九条ねぎもたっぷり入っていて、食べ応えもあります。鴨肉の脂は炙ってあり風味よく。こういうひと手間の重なりが美味しさの秘訣ですね。

鴨脂とねぎの旨味がつけ汁に広がり、旨味が増します。

鴨脂でリッチな味わいになったつけ汁に、風味豊かな十割そばが絡みます。
お腹もいっぱいだったはずなのに、ズルズルと箸がすすみます。

そば湯は少しとろみがあり、鴨汁で割るとまた美味しいんです。
最後はそば湯を頂いて、ほっとしました。

京阪中書島駅や近鉄桃山御陵前からも徒歩圏内にありながら、少し落ちついた大人向けの手打ちそば店です。

すぐ近くに、桜の名所として人気の宇治川派流もあるので、桜観光後の夕食にもおすすめしたい１軒です。

店舗情報

店名：手打ちそば 紫雲仙（しうんせん）
住所：京都市伏見区車町295
電話番号：075-203-0406
営業時間：11:30～14:30 / 18:00～21:00（19:30 最終入店）
定休日：月曜日＋不定休 ※祝日は営業
https://www.instagram.com/shiunsen.soba/