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「プールを休みたい」勇気を出して相談した中学生女子。男性教師の反応は驚きのもので…

  • 2024.3.24

学生時代の私は、「生理」という言葉を人前で使うことを、なぜかとても恥ずかしく感じていました。とはいえ、生理がきたことで授業を受けられなくなるときもあります。体育の授業でプールがあった日、私は勇気を出して「実は生理で……」と伝えたのですが、先生から返ってきた言葉はとても悲しいものでした。

プールの前日に生理が

中学2年生のとき、体育の授業でプールに入ることになりました。ところが、前日に生理になってしまったのです。そこで、まず母に相談すると、「午前中の授業だけ出て午後のプールの前に帰ってきなさい」との指示が。

担任は男性教師だったこともあり、そのことを伝えるのが苦痛で仕方ありませんでした。それでも当日、私は勇気を出して早退したいことを話したのです。

すると、担任からは「生理は早退の理由にならない」との返事が。おまけに、職員室の中で他の先生たちもいるというのに、大きな声で「タンポンは使わないのか?」と聞かれたのです。恥ずかしくて恥ずかしくて、すぐにでも逃げ出したかったです。

みんなの前で言わないで!

担任から「見学だけでもいいから授業に参加しなさい」と言われ、私もみんなと一緒に教室からプールへと向かうことになりました。水着に着替えない私に、クラスメイトたちがふしぎそうな視線を向けていたことを覚えています。

私の学校では男女に分かれて授業を受けるため、プールに着いたあとは「男子から何か言われることはないな」と私は安心していました。ところが男女別に分かれる前、クラスメイトが全員いる前で、担任は大声で私が生理中だとみんなに説明し始めたのです!

確かに、見学理由を説明しなくてはならないのかもしれません。しかしそれでも、大声で言う必要はないと思います。あまりの恥ずかしさに、私は耐えられず泣き出してしまいました。その後、担任から謝罪されましたが、気持ちは晴れませんでした。

大人になった今でも、当時のことは心の傷になっています。担任に悪気がなかったとはいえ、多少の気づかいは必要だと思います。生理について人前で話して当事者がどう思うのかを、もう少し考えてほしかったです。

著者/長岡亮子
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子

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著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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