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「ごめんね」や「ありがとう」が自分から言える子に育てるには?

  • 2024.3.24

お子さんは「ごめんね」や「ありがとう」を素直に言えますか?コミュニケーションをとる上でとても大切な言葉ですが、なかなか言えない子は多いもの。今回は「ごめんね」や「ありがとう」が自分から言えるようになるために親はどんな関わり方をしていけばよいか、子育てアドバイザーとして学んだことからお伝えしていきます。

出典:あんふぁんWeb

「ごめんねは?」「ありがとうは?」と言っていませんか?

子どもには「ごめんね」や「ありがとう」の言葉を、適切な場面で使えるようになってほしいですよね。子どもが悪いことをしてしまった時、何かしてもらった時、「ごめんねしなさい!」「ありがとうは?」と親が言って、子どもに言わせている場面をよく見かけます。ですが、親に言われてばかりでは、自分から「ごめんね」や「ありがとう」を言えるようにはなりにくいです。親に注意された時にしか言えない子や、中には親に言われると恥ずかしがったり、意地になって黙ってしまう子もいます。

言わされるのではなく、意味を理解してはじめて、意味のある言葉になります。心を込めて、自分から謝罪や感謝の言葉が出るようにするにはどうしたらいいか、お伝えしていきます。

親が見本となる行動をする

まずは謝罪や感謝の言葉を親が日常的に使うこと。夫婦や親子の間では関係が近いため、そのような言葉を忘れがちです。ですが、小さな子どもにとって家族が一番影響を受ける環境。ママ、パパの間でちょっとした迷惑をかけた時や何かしてもらった時、意識して「ごめんね」「ありがとう」の言葉を掛け合ってみましょう。そうすると子どもはどんな場面で使う言葉なのかがわかってきます。また、親から子どもへ伝えることで、言われる側の気持ちを知っていくことも大切です。

親は子どもにいろいろなことを教える立場のため、つい上に立ってしまいがちのなですが、自分が悪かった時には、素直に謝れるといいですね。例えば、感情的になってガミガミ叱り過ぎてしまうことは誰にでもあるかと思いますが、そんな時「今のは言い過ぎたよ、ごめんね」と認められるといいですよね。子どもがなにかしてくれた時にはもちろん心を込めて「ありがとう」を伝えていきましょう。「ありがとう」がどんなにうれしい言葉か知ることができますね。

理由や感情を言葉で表す

子どもが大人から見て「悪いこと」をしてしまう時、その行為には必ず理由があります。ですが子どもはまだ言葉で上手に表現できません。そんな時、親としてはすぐに謝らせなくてはと思ってしまいますが、まずは理由を聞いたり、推測してあげることが大切です。例えば友達を叩いてしまったなら、「○○で悲しかったから、叩いてしまったんだね」、なにかを壊してしまったなら、「○○したかったから、壊してしまったのね」というように。

感情の整理ができないまま、よくわからない状況で謝ることはできなくても、「悔しくて叩いてしまった」「やりたい事があって壊してしまった」と理解すると、「叩く」「壊す」行為は悪かったと認めて、謝れるようになります。すぐに謝らせるよりも時間や手間はかかりますが、理由や感情を言葉で表すことで、子どもが自分で考え、言葉にできる力が身についていきます。

「ありがとう」を言う場面でも、まずは「○○してもらって助かったね」「うれしいね」と、伝えることが大切です。

言えた時に相手の気持ちを伝える・誉める

親の真似をしたり、友達と一緒になど、子どもが「ごめんね」や「ありがとう」を言えた場面があれば、「ママ、ごめんねって言われて気持ちがスッとしたよ」「ありがとうって言われて、おばあちゃんとってもうれしそうだったね」など、その時の相手の気持ちをしっかり伝えていきましょう。相手の気持ちに気づくことで、言葉の大切さに気付くはずです。できない時に「○○しなさい」と言われてしまうと、子どもはますます委縮してしまいます。時々でもできた時には、「今のいいね!」「さすがだね!」と声を掛けていくことで、いつのまにか自然にできるようになっていくことが多いです。

自分で考え行動できることが大切

「ごめんね」や「ありがとう」はその場で親が言わせることが「しつけ」と思いがちですが、それだけではないのです。普段から親が見本となる行動をすること、気持ちに寄り添ってあげること、できた時に気づいてほめることで、自分で考えて必要に応じて言葉で伝えられるようになっていきますよ。親がそばにいなくても周りの人と円滑にコミュニケーションが取れる子に育っていくよう、サポートしていってあげたいですね。

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