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「新NISA・ポイント投資したい。でも投資は怖い」未経験者が知っておきたい方法

  • 2024.3.24

日経平均が4万円台に突入し、利益が非課税のお得な新NISAが始まり、未経験から投資を始めたいが「怖い」という人も少なくないでしょう。投資では損する可能性もあり、その可能性(危険性)を少しでも抑えるのが分散投資です。何に投資するか(投資対象の分散)だけでなく、時間・期間を長く取って投資する「タイミングの分散」もとても重要で、これは、貯まったポイントを投資に回す「ポイント投資・ポイント運用」でも同じです。

■初心者がまず守りたいのは長期・分散投資

これから投資を始めるという未経験者・初心者が守りたいのは、長期分散投資で、「投資対象」や「タイミング」を分散することです。

なぜ長期分散投資が重要かというと、長期では経済や相場は成長するものだ(と考える)からです。株式 のチャート を見ても、途中、波はあっても、数十年という長期では上がっていることが分かります。

「投資対象」を分散したほうがいいことは、株を買った企業が倒産したり、株価が暴落したりするかもしれないことを考えれば、分かるでしょう。1つの会社だけ買うより、10社買っておいたほうが、大きな損失が出る可能性は減らせます。

ただ、個人で多くの銘柄を選ぶのは大変で、だからこそ、プロが分散投資してくれる投資信託が個人投資家には人気なわけです。

そして「タイミング」の分散も簡単ではありません。金融商品は高い時もあれば安い時もあるからです。そこで「毎月定額をずっと買い続ける」という方法がよく勧められるのです。

■なぜ毎月定額の購入がいいのか?「ドルコスト平均法」のメリット

この、毎月定額投資していくことを「ドルコスト平均法 」と言い、同額を買っていくメリットとして、下落時には安く、多くの口数を買えることがあります。

たとえば、毎月3万円、ある投資信託を買うとして、基準価額1万円の時は3口買えます。基準価額が下がり5000円の時になると6口、上がって1万5000円になると2口買うことになります。

ドルコスト平均法を実践する際のコツは、価格が下がっても動じずに同額をずっと 買っていくことです。この方法が良いとされる理由は、基準価額が上がるか下がるかプロでも判断しにくいからで、それならずっと同じ額を買い続けようということです。

もし、これからこの投資法を始めるなら、手元にある資金で一気に最初に買わないほうがよく 、それは、投資した直後に暴落する可能性を考えると困る理由が分かるでしょう。

■ドルコスト平均法も万能ではない

「ドルコスト平均法」のコツはずっと続けることですが、注意すべきこともあります。それは、相場が大きく下落する場合はいったん利益確定をしたほうがよいこともある点です。

基本的に「ドルコスト平均法」が通用するのは投資先が成長し、相場が右肩上がりにある場合です。相場は常に右肩上がりでは成長しません。過去、2020年にはコロナショック 、2008年にはリーマンショック 、2001年にはITバブルの崩壊 があり、株価が暴落する局面がありました。

こうした場合も、できれば「暴落する前の水準に戻り、さらに成長をするはずだ」と買い続けることができればよいのですが、現金が必要な場合はそうも言っていられません。

投資には目的やゴールがあるはずで、たとえば老後資金、教育資金、旅行などの余暇の資金など、人それぞれ違います。投資で増やしたお金を「使いたい」時に、相場が低迷していると、株などを売って現金化すると損するかもしれません。

そう考えると、連日ニュースになるほどの暴落局面 では、早めに利益確定をしておいたほうがよいわけです。できれば暴落前に売りたいところですが、それは難しいので、天井で売れなくても良しとしましょう(投資では「買うより売るほうが難しい」といわれます)。

ただし、暴落しても買うのをすべて止めるのではなく、買い続けたほうがよいでしょう。低迷している間、安くたくさん買えるからです。そのためにも、暴落局面では早めに売り、資金を作っておきたいものです。

今年は新NISAが始まりましたし、最近は1株から買える会社も多く、さらには買い物などでもらったポイントで投資もできます。投資のリスクを抑えるには、長い時間をかけたほうがよいので、まだ投資をしていないという人は、早く始めて長期分散投資をするとよいでしょう。

文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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