ピンク×おじさんぽいコーデが激アツ！2024春にチャレンジしたいおしゃれな着こなし6選

2024年のおじさんはなんだかひと味違う。ピュアでスウィートでロマンティックなピンクを使いこなして、スタイルをブラッシュアップしているから。そして私は、可愛いだけじゃないピンクを知ったのです。

喫茶店に一際目を引くピンクの人がいた。可愛らしい、けれど《バブアー》のジャケットや老舗シャツブランドのチェック柄シャツなど、選んでいるアイテムはおじさんそのもの。ピンクって可愛いだけに留まらないのだと気付かされた、とある日の朝。

多分、待ちぼうけをくらっているあの人。ダッフルコートやヴィンテージの風合いを醸すセーターを合わせていて、どこか海で働く男を感じさせる装い。だけどパンツは春の訪れを待ち望むかような淡いピンク。無骨な中に愛らしさが加わっていて素敵。それとなんだか親近感。。

よく晴れたある日、本の世界に没頭している人を発見。思わず二度見をしたワケは、ワークなデニムでキュートなピンクをサンドイッチしていたから。飾らないカッコよさと共に、ユーモアや自由さみたいなものも感じられて心の中で「いいね! 」って称賛を送った。

シャツのボタンは上まで留めて、カーディガンもお行儀よく着て、トレンチコートやレザー小物で品よく仕立てるきちんとした格好のおじさん。だけど、濃淡の異なるピンクを重ねるテクニックや眩しそうに顔をしかめる姿がチャーミングでつい目を奪われてしまう!

いつもより早起きの朝、喫茶店を訪れるとスウェットのセットアップで大胆にピンクを取り入れる人とすれ違った。カジュアルな服に上品なコートを羽織るギャップと、スウェットパンツをソックスインして賢く防寒するディテールの小技、参考にさせて頂きます。

なにか面白い本を見つけた様子。気になって眺めていたら、シャツのチェック柄の中にピンクを見つけた。意図的? それともたまたま?とにかく、アメリカンカジュアルスタイルにピンクを差しているのが可愛いのだ。チビミトンが付いた手袋もずるいくらいキュート。

photograph_Kojima Yohei
styling_Akashi Emiko
hair&make-up_Onishi Akemi
model_Hanji
edit_Chikazawa Yui〈KIP Inc.〉
design_Araki Masakuni〈Luck Tap〉

FUDGE vol.247 2024年2月号より