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山本美月さんと探す「食卓を彩るホムパ用大皿」【水道橋「千鳥」】

  • 2024.3.23

今月のテーマは、本気のうつわ探し。まずは大皿、だけどそれ以外もいろいろ見たい!という美月ちゃんのリクエストを叶えるべく訪ねたのは東京・水道橋にあるうつわ屋さん「千鳥」。目利きの店主・柳田さんのナビゲートで山本美月の食卓充実化計画、スタート!

お目当てはホムパ用の大皿!食卓を彩るうつわ探し

食器棚を全部お気に入りで埋め尽くせたら…そんな妄想をしながら訪れたのは、噂に聞いていた人気のうつわ屋さん。普段使いできて、盛り付けた料理がよりおいしそうに見える…実力まで底上げしてくれちゃう逸品を希望♡我が家に足りない大皿をお迎えしたら、大至急餃子パーティを開催したい!所存です

どんな料理をのせる? どんなふうに使う? 想像しながら探すのが楽しい、うつわとの出合い

01
乱反射するキラキラ感 釉薬マニアによるうつわたち

仕上げにほどこす釉薬によって、まるで宝石のようにきらめく独特の風合いに仕上げたうつわ。「ニュアンスのあるパステルカラーが可愛い。食卓に映えそう!」永草陽平作/煌彩磁平鉢¥3,850

02
\家の照明でもキラキラするのかな!?/

03
\最初に目に入った武骨な大皿がやっぱり気になる/
釉薬をかけずに仕上げた焼き締めという手法で仕上げたワイルド感がいい松村英治作のうつわ。「ダークカラーのうつわって、お料理がおいしく見えるから好き!」

04
\ジャーン!我が家に迎えるコが決まったよ♡/
意外? それとも納得? 美月好みのうつわは渋くてクールだと判明
「大皿が欲しい」「渋めの表情を持つものが好き」という美月ちゃんの好みが貫かれたラインナップ。これから日々のインスタにも登場してくるかも? チェックしてみて!

美月:お友達を家に招いたとき、いつも言われるんです。大皿がない!って。ずっと探しているんですけれど、大きなうつわって存在感があるから、納得したものに出合えるまで…と思っていたら先延ばしになっちゃいました。
柳田:
では今日は大皿狙いですね。気になるものはありましたか?
美月:
まだいろいろ妄想しています。どんなお料理に合うかなー、とか。
柳田:
いいですね。うつわは使ってこそ味わいが増すので、ただ眺めるだけではなく実際に使ってほしいと思いながらセレクトしているんです。
美月:
大皿ではないのですが、この中鉢(01・02)。色も素敵ですよね。キラキラ光るのはなぜなんでしょう。このお店の照明のおかげ?
柳田:このキラキラした輝きは、内側に閉じ込められているのでずっと光を放ちます。作家の永草陽平さんは私が今いちばん注目している方。いろいろな釉薬をためすうちに、この仕上がりになったと聞いています。
美月:淡い色だけど甘すぎない、絶妙な色。和え物をちょこんとのせたりすると可愛いのかな。そうだ!餃子をのせるお皿でおすすめはありませんか?
柳田:楕円や長方形のお皿がいいかな…何個くらいのせるイメージですか?
美月:フライパンに敷き詰めて焼いたものをそのままのせたいんです。
柳田:いいですね。そうしたら…こちらの銀色のうつわなんて、どうですか(04)。
美月:これ気になっていました!たしかに、この大きさはフライパンサイズかもしれない。お料理をのせなくてもいろいろ使えそうですよね。素材はなんですか?
柳田:アルミになります。軽くて扱いやすく、いい意味でチープ感といいますか、レトロな可愛らしさを感じられるところが魅力の大皿です。餃子などのいわゆるB級グルメとも相性は抜群ですし、手作りならではの味わいも素晴らしい。ひとつずつ表情も違うのでよく選んでみてください。
美月:本当だ。型にはめてサクサク作ったものとはまったく違いますね。ちょこちょこっと薬味をのせたり、小鉢を並べたりするのもいいなあ。
柳田:仕上げにマットなアンティーク調の風合いをつけているので、レモンなど酸性のものをのせるとピカピカになっちゃうから、そこは注意してください。でも、それはそれで味だからいいかもしれないという考え方もあります。他には何か気になるものはありましたか?
美月:お店に入って最初に目に入ったのが、あの大きなうつわ(03)。
柳田:ザラザラしているように見えるでしょう、でも触るとサラッとしています。作家さんが仕上げのときに磨きをかけているからです。かなり手間がかかるからあまり作りたくないなあ、と言われちゃって、この先はあまり入ってこないかもしれないんです。
美月:そうなんですか⁉すごく洒落てる。
柳田:とても素敵だと思います。大きさは同じくらいだけど、縁の仕上げが少し違うものもあります(04)。見比べるといいですよ。
美月:どちらもいいなあ…迷いますね。ちなみに、うつわの使い方とか、使い始めにやったほうがいいことなどありますか?
柳田:この大皿のように、釉薬で仕上げていないものは、料理の油や汁気を吸ってシミのようになるものが多いです。特に使い始めは気にしてもいいかもしれないですね。でも、それも味わい。「景色」と私は呼んでいます。人それぞれの景色に仕上がっていく過程も楽しめばいいと思いますよ。
美月:「景色」!すばらしい考え方ですね。じゃ、私はこのうつわにガツン!と肉じゃがでも盛って私らしい景色を作っていこうかな?(笑)

教えてくれたのは…「千鳥」の店主 柳田栄萬さん
以前は薬膳の料理人。うつわ好きが高じてお店をオープンしたという経緯から、眺めるだけでなく料理が映えるセレクトを意識。作家さんからの信頼もあつい。

美月ちゃんがお邪魔したのは…「千鳥」
料理家、うつわ好き、幅広いこだわりを持つ人たちが絶大な信頼を寄せるお店。料理がおいしく見える、日々使えるうつわが揃う。定期的に開催される個展のほか、常設のラインナップも充実。
【住所】東京都千代田区神田三崎町3-7-12 清話会ビル2階
【TEL/FAX】03-6906-8631 【shop】@chidori.info

〈衣装クレジット〉ワンピース¥44,000(ハイク/ボウルズ)ピアス¥36,410リング¥19,580〈ともにバルブス〉バングル¥41,580〈ソコ〉(すべてZUTTOHOLIC)

撮影/須藤敬一 モデル/山本美月 ヘアメーク/MYOKEN スタイリング/乾 千恵 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks,Inc.

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