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バターの存在感が際立った"牛肉と椎茸のアヒージョ"

  • 2024.3.23
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煮るときに半分、仕上げに半分と二度に分けて加え、バターの存在感を際立たせたレシピです。酒肴家として有名な料理研究家の稲垣知子さんに、日本酒がよりおいしくなるバターをきかせたつまみを教えてもらいました。

バターの存在感が際立った"牛肉と椎茸のアヒージョ"

■“牛肉と椎茸のアヒージョ”のつくり方

鼻先にふわんと漂うバターと醤油の香りで、まず一杯。
醤油と椎茸の旨味が、アヒージョと日本酒を違和感なくつないでくれる。

□バターと相性のよい日本酒② 複雑さと特徴的な酸や甘味のある生酛

味に厚みがありながらキレもある「山形正宗 純米雄町 生もと造り」は、バターの濃い味をさらりと流し、味を整えてくれる。白子のパン粉焼きや牛肉と椎茸のアヒージョに。「にいだしぜんしゅ 生酛 純米原酒」は甘味を含んだ酸が、バターのクリーミーさと相まって余韻がふくらむ。おつまみバターと相性◎。

山形正宗、にいだしぜんしゅ
山形正宗、にいだしぜんしゅ

◇材料 (2人分)

牛赤身肉:100g(ステーキ用)
椎茸:2個
にんにく:1/2片
オリーブオイル:適量
バター:20g(食塩不使用)
醤油:小さじ1
赤唐辛子:1本
塩:適量


(1)下ごしらえ
牛肉は一口大に切る。椎茸は石突きを除き、4等分に切る。にんにくは薄切りにする。

(2)オイルで煮る
小鍋に①を入れて醤油と塩ひとつまみを加えてよく混ぜ、具が重ならないように平らにする。オリーブオイルをひたひたに注ぎ、バター半量、唐辛子を入れて弱火にかける。オイルがふつふつして牛肉が色づいてきたら肉、椎茸の上下を返し、さらに2~3分煮る。

(3)仕上げ
最後に火を強めて全体がぐつぐつしたら火を止め、耐熱の器に盛り、残りのバターをのせる。

完成
完成

――教える人

「稲垣知子 酒肴家」

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。


※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。

文:佐々木香織 撮影:宮濱祐美子

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