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インフル到来の季節! 「ウイルス」の基礎知識&感染を予防するポイント

  • 2016.2.13
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全47都道府県において患者数が前週を上回ったという報告により、2016年1月15日、厚生労働省は「インフルエンザが全国的に流行シーズンに入った」と発表しました。

厚労省は、手洗いやマスクの着用、ワクチンの予防接種などの感染予防の徹底を求めていますが、 “感染予防”“ウイルス対策”とはいっても、一体何をすればいいのでしょうか?

●そもそも、ウイルスってどんなもの?

核の細胞分裂によって増える「細菌」に対して、ウイルスはとても小さく、遺伝子の周囲にウイルス核を持っているだけの「無生物」 。

単独では増えることができないため、人や動物などの生きた細胞に入り込んで感染を起こすことによって増殖します。

●ウイルスの特徴を知ろう

ウイルスの特徴は、「低温で活性化し、乾燥状態で飛散する」 ということ。

空気の乾燥が進むと、たんや唾液が細かくなって空気中に漂う時間が長くなり、遠くへの飛散もしやすくなります。

冬にウイルスによる感染症が流行しやすいのはこのためです。風邪などにかかったときに高熱が出るのは、39~40度の高温を出してウイルスの活動を弱めようとする身体の防衛本能なのです。

●ウイルス撃退のカギは、加湿&掃除!

乾燥状態で感染力が高まるということは、室内を加湿 することで空気中に漂っているウイルスを床に落とすことができますし、喉や鼻の粘膜の保護にもなります。

空気清浄機や加湿器などで室内環境をコントロールし、こまめに掃除をすることで家庭内のウイルスを退治できます。

●家に持ち込まないための、うがい&手洗い

うがい、手洗いは、ウイルスには直接効果がないという説は以前からありますが、喉に付着した菌を洗い流して口腔内を清潔にして喉の潤いを保てるうがい は予防としては有効です。

外出から戻ったときだけでなく、室内にいる場合でも、こまめなうがいをおすすめします。さらに丁寧な手洗いで手指に付着したウイルスをしっかり除去しましょう。

●タオルは共有せず、こまめに取り換える

洗面所やトイレのタオル、今日は誰が何回使いましたか? 昨日掛けたままになっていませんか?

ぬれたタオルはウイルスや菌の温床 です。手が清潔になってもタオルにウイルスが付着していては意味がありません。

小学校や保育園、幼稚園などの公共施設はもちろん、家族間でもタオルの共用は避けましょう。

家族に何らかのウイルス感染が予想できる場合は、一時的にペーパータオルに切り替えるのもいいでしょう。

●睡眠、食事で免疫力アップ!

日頃から規則正しい生活をして、免疫力や抵抗力を養っておくことも大切です。

ウイルスや菌に打ち勝つ丈夫な体を作るためにも、ニンニク、キャベツ、玉ねぎ、大根、カリフラワーなどの淡色野菜のほか、納豆、鶏肉など、免疫力を高める食材を意識的に取り入れて抵抗力を高めましょう。

夜には適度な湿度をキープした環境で、しっかり体を温めて良質な睡眠を十分にとりましょう。

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小さな子どもが風邪や感染症で苦しんでいる姿を見るのはつらいものですし、お母さん自身が感染してしまっては、看病はもとより、家族の生活もままならなくなってしまいますよね。

家族全員が元気にこの冬を乗り切れるように、毎日の習慣、ぜひ見直してみてください。

【参考リンク】

・うがい | インフルエンザ | サラヤ株式会社(http://pro.saraya.com/kansen-yobo/influenza/ugai.html)

●ライター/NANARUKA(フリーライター)

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