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銀行員が見抜いた「貧乏夫婦の特徴5つ」別財布・まとめ買いの罠とは…?

  • 2024.3.23

家族構成や世帯年収はそれほど変わらないのに、ゆとりある生活を送る夫婦とそうでない夫婦がいます。このような差は、実は些細なことの積み重ねから生じているのです。今回は、銀行員として数多くの貯蓄相談にのってきた筆者が、見抜いた「貧乏夫婦」にありがちな特徴を3つ紹介します。

■貧乏夫婦の特徴1 夫婦別財布である

貧乏夫婦が陥りがちな間違いのひとつが、夫婦別財布制を導入していることです。夫婦別財布といっても、より細かく以下の2パターンに分類できます。

● お互いが一定額を生活費として出し合いその中でやりくりをする
● 「家賃は夫、食費は妻」など分担制にする

プライバシーが保てるという点では優れていますが、相手がどのようにお金を使っているかがまったくわかりません。結果として、以下のようなトラブルが起きがちなので要注意です。

● 家計が慢性的に赤字だ
● 夫婦どちらにも貯蓄がない
● 夫婦の一方もしくは両方に実は借金があった

どうしても夫婦別財布にしたい場合は、こまめに情報共有をし、お互いのお金の使い方に問題がないかをモニタリングしましょう。

■貧乏夫婦の特徴2 2人で余った分を貯金する

お金が貯まらない貧乏夫婦の特徴として「2人で自由に使って余った分を一緒に貯金する」というものがあります。「こっちはちょっと使い過ぎだけど、あっちは貯めてくれるだろうし、問題ない」そんな甘えは、貯蓄どころか借金につながります。貯金をするためには「まず、貯めたい額を先にとっておいて、残りでやりくりする」習慣を身につけるのが有効です。どうしても家計管理が苦手なら「毎月○○円貯金すれば残りは使いきっても大丈夫」というように、ハードルを下げてみましょう。

■貧乏夫婦の特徴3 必要以上にまとめ買いをする

必要以上にまとめ買いするのも、貧乏夫婦にありがちな特徴です。「2個で〇円(〇%)割引」などの商品や、バーゲンで必要がないものまで買ってしまっていませんか?「特売」のチラシをみかけては2人で出かけ、あれこれ買い物する…「スーパーのお得なセール」で散財する夫婦は意外と多いようです。2人のときは1人のときより強気になっているので注意が必要です。

■誤ったお金の使い方を改めて貯蓄を増やそう

貧乏夫婦になりがちなお金の使い方を5つ解説してきました。これらは決して特別なことでなく、ついついやってしまいがちなことです。ただ、少し気を付けるだけでだいぶ節約になるので、まずは気負わずにチャレンジしてみましょう。

また、節約の結果、少しずつ余裕ができたらNISAなどの制度を活用して資産運用にもチャレンジしてみたいところです。毎月1,000円程度など、わずかな金額でも長期間投資を続ければ着実に資産は増えていくので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。

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