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女性の健康と関係が深い「ロコモ」対策は姿勢を意識することから

  • 2024.3.22
出典:シティリビングWeb

森まどかさん

医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信

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女性の健康と関係が深い「ロコモ」対策は姿勢を意識することから

最近、「前屈や雑巾がけができない『子どもロコモ』が増加」と報道され、ニュースサイトで話題になりました。『ロコモ(ロコモティブシンドローム)』とは、骨や関節、筋肉などが衰えることにより、立つ、歩く、座るといった機能が低下している状態。介護のリスクが高くなることが指摘されています。

おもに高齢者の問題とされてきたため、『子どもロコモ』の報道に驚いた人もいるかと思いますが、背景にある運動不足とスマホ使用などの影響による姿勢の悪さは、私たち“働く世代”にとっても他人事ではありません。

パソコン作業で頭が前に出ていたり、長時間のデスクワークで猫背になっていたり、いつも同じ側の肩にバッグを掛けていたりする習慣は姿勢を崩し、首や肩、腰、膝に負担をかけます。痛みにつながれば日常動作がしにくくなり、活動量が減れば筋力も低下していきます。つまり若い世代からロコモを意識する必要があるというわけです。

とくに女性は、男性と比較して筋肉量が少ない上に、骨が弱くなる『骨粗しょう症』になりやすく、よりロコモに気をつけなければなりません。骨粗しょう症は、加齢、閉経による女性ホルモン分泌量の減少が大きな原因ですが、若いときの過度なダイエット、喫煙や過度な飲酒も原因となることがわかっているため、注意が必要です。さらに、すぐできるロコモ対策として、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養素を含む十分な食事、適度な運動、活動的な生活を、ぜひ実践してください。

出典:シティリビングWeb

日ごろの姿勢を見直してみよう ※写真はイメージ

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