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手の込んだごちそうレシピ"レモンクリームの手打ちパスタ"

  • 2024.3.21
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生地からつくる生パスタをつかった一皿です。材料はシンプルながら、手の込んだごちそうレシピで、手間と時間をかける価値があるおいしさです。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

手の込んだごちそうレシピ"レモンクリームの手打ちパスタ"

■“レモンクリームの手打ちパスタ”のつくり方

生パスタは、生地のつくり方を覚えてしまえば簡単。生地の残りは餃子や、揚げてかりんとうなどにも使えます。
ソースは生クリームをベースにしながらも塩レモンで軽やかな味わい。生クリームを使わずバターと塩レモン、チーズとオリーブオイルだけでもおいしくできますよ。


◇材料 (つくりやすい分量)

★ パスタ生地:(4人分)
・ 薄力粉:150g
・ 強力粉:150g
・ 卵:3個分(溶いておく)
・ オリーブオイル:大さじ1
・ 塩:少々
★ ソース:(2人分)
・ 塩レモン:50g
・ 生クリーム:200ml(乳脂肪分45%)
・ パルメザンチーズ:大さじ1
・ バター:大さじ1
・ オリーブオイル:大さじ1
塩:適量
黒胡椒:適量


(1)粉を混ぜる
ボウルに2種類の粉を入れて混ぜ、溶き卵にオリーブオイル、塩を混ぜたものを加える。

粉を混ぜる
粉を混ぜる

(2)練る
①を粉気がなくなり、ひとまとまりになるまで手で混ぜ合わせる。

練る
練る

(3)休ませる
生地がまとまったら、ラップをかけて30分ほど休ませる。

休ませる
休ませる

(4)生地を分ける
休ませた生地は4等分(4人分)に分けて棒状にする。ここでは2人分のパスタをつくるので、すぐに使わない2つの生地はラップに包んで冷凍保存しておくとよい。

生地を分ける
生地を分ける

(5)のばす
まな板にたっぷりの打ち粉(分量外)をし、生地の1つを麺棒で40×20cmほどにのばす。卵麺は固めでのばしにくいので、少しずつ丁寧に作業を。もう1つも同様につくる。

のばす
のばす

(6)切る
⑤の生地を屏風だたみにし、端から幅5mmに切る。切り口がくっつかないようにほぐし、打ち粉(分量外)をまぶしてバットに入れておく。

切る
切る
切った麺
切った麺

(7)ゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かして湯量の0.7%(お吸い物の濃度くらい)の塩を入れ、⑥を入れる。パスタが浮き上がってからさらに2~3分、パスタがふっくらと膨らむのを目安にゆでる。

ゆでる
ゆでる

(8)ソースをつくる
パスタをゆでる間にソースをつくる。フライパンにバターとオリーブオイルを入れて弱めの中火にかけ、バターが溶けたら塩レモンを加える。軽く炒めて柔らかくなったら、生クリームとチーズを加える。煮立てると分離してしまうので軽く温める程度に。

ソースをつくる
ソースをつくる

(9)仕上げ
ゆで上がったパスタの湯をきって⑧に加え、ソースとよく和えて器に盛り、胡椒をふる。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「料理研究家 荻野恭子」

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65ヶ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。


※この記事の内容は、『四季dancyu 2023春』に掲載したものです。

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

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