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手摘み国産スイートバジルを使ったItaliante バジルソースをもっと知ってほしい|キユーピー株式会社 程田久実様にインタビュー

  • 2024.3.21


今回は、キユーピー株式会社 家庭用本部 調理食品部 調理食品チーム 担当課長 程田 久実様にインタビューをしました。

キユーピー株式会社に入社したときのお話や、現在担当されている「Italiante バジルソース」の開発秘話やこだわり、お好きな調理方法についてお聞きしました。

大卒で入社後キユーピー株式会社一筋


ーー:いつ頃からこちらの会社に入られたのでしょうか?

程田様(以下敬称略):大学を卒業してから入社して今まで在籍しております。

ーー:キユーピーさん一筋でいらっしゃるのですね。最初はどの部署から?

程田:最初は生産本部という部署におりまして、工場の製造ラインを決めたり指示したりする業務に10年近く携わっていました。
その後は業務用商品を扱うフードサービス本部へ移動し、ドレッシングの新しい使い方や、業務用の調理食品の販促をメインに扱いました。のちに、支店で支店長の秘書や総務のお仕事をさせていただき、今の家庭用商品を担当する部署に配属になりました。

ーー:もともと機械系のお仕事が好きで、工場のお仕事に配属されたのですか?

程田:特に業種を決めず就職活動をしているなかでご縁をいただいたのですが、両親が製造業を行っていたので“ものづくり”に携わりたいという気持ちはありました。

ーー:ご実家はどのようなお仕事を?

程田:前に放送されたテレビドラマ『下町ロケット』のような町工場で、ものづくりを小さな頃から身近に感じていました。

現在の家庭用本部 調理食品部 調理食品チームへ


ーー:現在は家庭用本部の調理食品部なのですね。

程田:はい、今3年目ですね。あえるパスタソースとか、スープの素、調理ソースなど、ご家庭向けの調理食品の販売促進の企画や支店サポートをしています。

ーー:本当に商品のことを知っていないと難しいですね。

程田:そうですね。お店でたくさんの商品が並んでいるなかで、いかにキユーピー商品を手に取っていただけるかを考えています。

今は「Italiante バジルソース」の担当をしています。「どうしたら魅力を感じていただけるか」「どのレシピを紹介していこうか」など日々考えています。


ーー:どんな工夫をされていますか?

程田:一番の課題は、お客様から知られていないこと。一度ご購入いただいたお客様がリピートしてくださることがとても多い商品なのですが、キユーピー商品の中では比較的高めの価格設定ということもあり、手に取っていただくまでがなかなか難しい商品なんです。

昨年から少し分かってきたのは、実はパスタソース売り場に置かれているけれど、トマトにそのままかけて召し上がるお客様がすごく多いこと。

トマトとの親和性がすごく高い商品なのではということで、店頭でトマトと関連販売をしたり、他メーカーとタイアップして、モッツァレラチーズと合わせて販促をかけたりしています。

ーー:バジルソースって海外のものもありますが、色がくすんでいたり味が日本人に合わなかったりしますよね。

程田:そうですね。「Italiante バジルソース」は、どんな使い方をしても皆さんにおいしいと思っていただけるような色・味・香りにこだわった商品です。

特に原料にこだわっていて、国産手摘みバジルの原料だったり、パルミジャーノ・レッジャーノを使って風味豊かなソースにしあげています。 あえても、かけてもバジル本来の味わいを味わえるよう商品設計をしています。

ーー:もともとパスタソースとして作られているのですよね?

程田:パスタに使っていただくことが多いのですが、実はパスタソースではありません。
発売当時の2008年は外食でイタリアンのブームでした。百貨店の催事でもイタリアンフェアが増えてきていて。

でも実際、食卓のイタリアンメニューはパスタやピザくらいでした。もっとイタリアンメニューを食卓に広げたいという思いから、カプレーゼなどの前菜だけでなく、お肉やお魚などのメインメニューにも使っていただけるイタリアンソースとしてご紹介しています。

大分県で栽培されているスイートバジルを使用


ーー:国内にバジル栽培をしている場所があるとは知りませんでした。バジルのグリーンがとても綺麗ですよね。

程田:ありがとうございます。バジル原料の主な産地である大分県の国東(くにさき)市は、バジルの産地として有名なイタリアのジェノバ地方とよく似た気候で、雨が少なく日当たりがよくて温暖だということで、バジルの栽培に適した環境なんです。


ーー:海の近くなのですね。すごく綺麗です。

程田:私も昨年、畑に2回ほど行ってきました。契約農家の皆さんが本当に丁寧に新芽だけを手摘みされていました。新芽以外のものが入ると、この味わいや色味が出ない。新芽の摘みたての香りの良さはやはり違いますね。

パッケージにも書いてあるのですが、「国産手摘みバジル」というのがなかなか認知されなくて。
発売から15年を超えるロングセラー商品ですが、お客様にご紹介すると「え、手摘みなの?国産バジルなの?」と驚かれます。私たちとしては、まだ知られてないということに逆に驚き、まだまだお伝えできていないと反省しました。

キユーピーさんのHPで公開されているレシピ


ーー:キユーピーさんのHPで公開されているレシピ、どれも美味しそうですね。

程田:最近は美容系のメディアさんや美容系のSNSをされている方が話題にしてくださっていて、この「たことブロッコリーのバジルサラダ」 はすごく反響がよく、とても注目されているメニューなんです。

ーー:程田様の一番お好きなバジルレシピを教えていただきたいです。

程田:「鶏肉と彩り野菜のオーブン焼き」です。野菜やお肉を並べて焼くだけ。そこにバジルソースをかけるとすごく美味しいです。
グリルした野菜のうま味や甘味と、バジルソースの香りをぜひ味わっていただきたいです。ちなみに今朝は息子のお弁当のために「バジルチキン」を作りました。

※程田様おすすめのレシピ

  • 鶏むね肉のバジルチキン
  • 鶏肉と彩り野菜のオーブン焼き

インタビュー後の試食会


インタビュー後に「Italiante バジルソース」を使った人気レシピから3種類試食をさせていただきました。

たことブロッコリーのバジルサラダ

このレシピは、先ほど話題にもあがったSNSでも話題のサラダです。
あっさりとしたたこにバジルの香りと程よい塩味がマッチしていくらでも食べられてしまいます。


イタリアンの前菜と言ったらこれしかないですよね!

カプレーゼ


見た目も色鮮やかで冷製にしても美味しいパスタ。あえるだけですぐに作れます。

ひとくちモッツァレラのジェノベーゼ風パスタ

取材班で美味しくいただきました!
「追いバジルもおすすめです!」と程田様よりアドバイスもいただきました。

程田久実様のご経歴


大学卒業後、キユーピー(株)に入社
本社生産部門にて10年勤務。その後、業務用商品の商品開発・販促企画を経験。
支店での総務業務を経て、現部署である家庭用本部調理食品部調理食品チームに従事。

この記事を書いた人


Cinderella Fit 編集部

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

美容メディア CINDERELLA FIT
運営会社 Beauty&Technologies

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