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「19歳で4勝」の超大型ルーキー!櫻井心那のスイングを解説

  • 2024.3.21

今月は、昨年のドライビングディスタンスで上位に入った女子プロをピックアップ!

飛距離アップに必要な要素が詰まったスイングのポイントを解説していく。

体重移動、地面反力、回転のすべてをミックス!

日本人離れした左足の使い方がパーフェクト!

同じ飛ばし屋でもフェースの開閉が大きい岩井明愛選手とは異なり、櫻井心那選手はフェースローテーションが少ないタイプです。また、櫻井選手は体の回転だけではなく、左右方向の体重移動と地面反力をうまくミックスさせたスイングで打っています。

そのスイングのカギになっているのが左足です。バックスイングでは左ヒザを曲げることで、上半身をうまく回転させている(❸)。そして、ダウンスイングではジャンプするように左足を伸ばすことで地面反力を使っている(❺)。さらに、インパクト前後では左足のツマ先を少し回すことによって下半身も回転さ せている。アドレスとフィニッシュの左足を比べるとよくわかりますが、ツマ先の向きが変わるくらい左足を大きく動かしています。

体重移動、地面反力、回転を同時に使いながら、アドレスからフィニッシュまで上半身の前傾角度をキープできているのも強さの秘密。ジャンプするような左足の使い方は日本人選手というよりも、米国女子ツアーで活躍する世界のトップ選手に近いスイングです。

いかがでしたか?ぜひ櫻井心那選手の左足の使い方を参考にして、飛距離アップに取り組んでみてください。

櫻井心那

●さくらい・ここな/2004年生まれ、長崎県出身。166cm。23年シーズンは、資生堂レディス、楽天スーパーレディースなど計4試合で優勝し、飛躍の1年に。ドライビングディスタンスは258.59ヤード。ニトリ所属。

解説=樋村隆二

●ひむら・りゅうじ/1976年生まれ、千葉県出身。石井忍が主宰する「エースゴルフクラブ」千葉校のチーフインストラクター。プロのスイング研究に余念がなく、それをアマチュアに合わせて教えるレッスンに定評がある。

構成=野中真一
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

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