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ゴルフ初心者がレッスンを受けるメリットは? 独学で練習するのとでは何が違う?

  • 2024.3.21

ゴルフ人口が増加し、会社関係や友人から「ゴルフ行かない?」と声をかけられる機会が増えてきた人もいるでしょう。できるだけ早くラウンドデビューするためには、効率よく練習することがポイントです。

初心者が練習するには、独学とレッスンを受けるのではどちらが早く上達するでしょうか?「レッスンは独学と何が違うの?」「コスパよく上達するにはどっちがいい?」そんな疑問を、独自のゴルファサイズレッスンで人気の、駅前ゴルフスクール近田校長にお聞きしました。

◆通ったほうがタイパ・コスパよし!デメリットはあるの?

――ゴルフの練習方法は、独学やレッスンを受ける方法があります。大きな違いはどのようなことですか?

近田校長(以下、敬称略)「上達のスピード(タイパ)とコスパです。一見、独学はレッスンよりも費用がかからないように思われがちですが、スクールに通われた方がコスパは良いですね。

独学で練習する方法として、まずは打ちっぱなしに行かれる方が多いと思います。ひとりで練習していると、自分のクセや自分に合った練習方法が分かりません。そのため球数が多くなり、レッスンよりもコストがかかる可能性が高くなります。また、修正すべきポイントも分からず正しいスイングも身に付きにくいので、上達まで時間がかかるでしょう。

また、独学で身に付いたクセやスイングは修正に時間がかかり、ここでも時間と費用がかかってしまいます。時間とお金をかけずに上達したい人こそ、レッスンをおすすめします

――レッスンに通った方が変なクセも付かず、タイパ・コスパがいいということですね。他にはどのようなメリットがありますか?

近田「反復練習とチェック・修正ができることですね。

ゴルフ上達のコツとして、再現性を高めることがあげられます。そのためには『正しいスイングと考え方(メソッド)』で反復練習をすることが大切です。しかしこれを独学で行うと、正しく触れているかどうかが分かりにくく、間違ったスイングが身についてしまいます。スクールでは、コーチがチェックして修正するので、正しいスイングが身に付きます。自分に合ったアドバイスを受けながら練習できる点もメリットです。

重心(軸)の取り方も大事なポイントです。レッスンでは重力に合わせて重心を取る=軸を意識することをお伝えしています。そのためにはバランスディスクに乗ったり、体幹を鍛えたりするトレーニングが効果的ですよ」

◆初ラウンドまで時間がない! まず練習すべきことは何?

――レッスンに来られる人の中には「初ラウンドまでに時間がない」という人もいると思います。そのような場合は、どんな練習をしたらよいでしょうか?

近田「初ラウンドは、最終的なスコアも大事ですが、まずはクラブをボールに当てられるようになりましょう。そのためにはフィニッシュをしっかり取る練習が必要です。当たらないと当然前に進みません。そうするとラウンドが楽しくなくなります。また、同組や後ろの組をお待たせすることになり、スロープレーにつながります。

当てるためには『フィニッシュをしっかり取る』ことがポイントです。当てようとするとどうしてもボールの位置にクラブを持っていこうとして、当たった時点で体の回転を止めてしまいます。すると軌道が安定せず、当たったり当たらなかったりするんです。しかし、しっかり振ってフィニッシュまで取る練習を続ければ、起動が安定し再現性が高くなります。『ボールに当てる』ではなく『フィニッシュを取る』ことを目的にする。そのような反復練習が当たるコツです。

あとは、ボールを置く位置も大切ですね。フィニッシュまでしっかり振ったときの、クラブの最下点にボールを置けば、当たります。再下点の位置は個人差やクラブによっても違うので、スクールのコーチはその点をアドバイスしていますね。ほんのちょっとボールの位置を変えるだけで、ナイスショットが生まれます」

◆レッスンに通うおすすめ頻度と、練習すべき番手

――レッスンに通うおすすめの頻度や、初めに練習したほうがいいクラブはありますか?よく7番アイアンから、といわれますがいかがでしょうか?

近田「頻度は、週に2回来ていただければスイングが安定し、上達は早くなると思います。短いクラブの方が当たりやすいので、7番アイアンから練習するのでもよいでしょう。しかし、しっかり振るという点ではドライバーの練習もおすすめです。ラウンドの初打席はティショット=ドライバーです。ドライバーが気持ちよく当たると、ラウンドも楽しくなります。そして、ティショットは同組だけでなく、後続からも結構注目されています。そのため初心者でもしっかり練習しておいた方がよいでしょう。

駅前ゴルフスクールでは、初心者でも最初からドライバーをどんどん振ってもらい、振ることに慣れていただきます。思いっきり振る、という動作はアイアンよりもドライバーの方がやりやすいです。振ることに慣れていくと、しっかりとボールに当たり飛ばす感覚が分かってきます。フォームもきれいになるので、おすすめです」

――最後に、これからゴルフを始めようとしている人に、ゴルフのよさを伝えるならどんなことがありますか?

近田:「ゴルフのおすすめポイントは、大きく3つです。

①老若男女問わず一緒に楽しめる
②健康に良い
③「映える」

ゴルフは性別や年齢など、力や体力に関係なく一緒に楽しめるスポーツです。その理由のひとつに、ゴルフ場にはレディスティやプレイング4など『飛距離が少ない』『まだ始めたばかり』の方でも、一緒に楽しめる工夫があります。また、生涯スポーツといわれるように、長く楽しめる点もメリットです。そして数あるスポーツの中でも“映える”スポーツです。ウェアや小物など、ファッションを楽しめるのもゴルフの魅力のひとつですね」

――スコアももちろん大事ですが「かっこよく」やる、というのも大切ですね。

近田「ルールの厳しいスポーツといわれますが、初心者の間はスロープレーに気を付けて、あとは楽しく回ることを目標にラウンドしてください!」

初心者のうちから『かっこいい』スイングを身に付けると、結果的に早く上達するということですね。自己流は上達を遅らせる可能性があるので、時間とお金をかけたくない人こそ、レッスンを受けて基本的な動きを身に付けましょう!

取材・文/夢書房

 

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