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【京都】辰年の今年こそ訪れたい☆楊谷寺(柳谷観音)「美心祈願」の淀殿弁天堂

  • 2024.3.20

音楽や水の神様である弁財天は、龍神のお姿も併せ持ち、辰年の本年はあちこちの弁天堂が賑わっています。そんな辰年に、ぜひとも訪れておきたい弁天堂が楊谷寺にありましたので、その様子をご報告いたします。

淀殿が信仰を寄せた楊谷寺

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「柳谷観音」の呼び名で有名な長岡京市の「楊谷寺」は、豊臣秀吉の側室・淀殿が厚く信仰を寄せ、寄進もされたという故事があるそうです。
淀殿の母は、織田信長の妹でもある「お市の方」で、江戸時代の書物に「天下一の美人」と記される程、美しいと云われた女性でした。そんな母を持つ淀殿も、美貌には定評があり、その淀殿が信仰を寄せたことから、楊谷寺は「美人になれる寺」としても人気が高まったそうです。

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そんな淀殿の像が、楊谷寺の弁天堂に置かれています。
楊谷寺の弁天堂は、奥に弁財天がおられ、その「前立て」として淀殿の像が置かれているのです。
淀殿の像があること自体も珍しいですが、こうして、像が弁財天の前立てとして置かれていることも非常に珍しく、前立ての淀殿の像を見て、その奥に弁財天がおられることに気付かない方も多いかもしれません。
こうして淀殿の像が前立てに置かれていることから、楊谷寺の弁天堂は「淀殿弁天堂」と呼ばれています。

淀殿が顔を洗った「美心祈願の湧き水」

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淀殿弁財天の隣には龍神と手水があり、当時、淀城に住んでいた淀殿が、こちらの湧き水でお顔を清められたと伝わっています。
その為、この水で顔を洗うと美人になれると人気になり、美心祈願のパワーポットとして尊ばれています。

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確かに龍神のお姿は雄々しく、手水は花で飾られて美しく、とてもご利益をいただけそうでした。

夫婦円満の御利益「愛染堂」と「あいりきさん」

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楊谷寺の奥之院の裏手、つまり楊谷寺の最奥に愛染明王を祀った「愛染堂」があります。
愛染明王は「人間の愛欲を司り、異性間に存在するあらゆる悩みを解消する」と云われ、その為、夫婦円満と男女和合(恋愛)の神様として、厚く信仰されています。

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愛染堂の石板を支える天邪鬼は「あいりきさん」と呼ばれ、頭をなでながら願い事をすると、夫婦円満・男女和合の御利益をいただけるそうです。

洛西観音霊場第10番札所でもある「安産祈願の観音様」

楊谷寺の奥之院には安産祈願の観音様がおられます。
こちらの観音様は、114代の中御門天皇が、たびたび楊谷寺のご本尊に「無事出産できた暁には観音様をお祀りする」と誓いを立てられていた母の追善菩提としてお造りなったそうです。
子授けと安産のご利益がいただけると厚く信仰を集め、洛西観音霊場第10番札所にも指定されています。

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美心祈願・夫婦円満・男女和合(恋愛)・子授けと安産など、男女間のさまざまな願いをお祈りできる場として、長岡京市の楊谷寺に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<柳谷観音(楊谷寺)>
◇開門時間
9時〜17時(16時30分)
◇拝観料
500円(ウイーク期間中:700円)
※高校生以下無料

アクセス

<柳谷観音(楊谷寺)>
◇所在地
京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
tel:075-956-0017
fax:075-957-0615
◇シャトルバス
柳谷観音と以下の2駅を結ぶシャトルバスが毎月縁日(17日)のみ運行
・阪急西山天王山駅
・JR長岡京駅
◇駐車場
・山門前駐車場:32台(最初の60分500円、以降60分毎200円)
・第1駐車場:22台(最初の60分500円、以降60分毎200円)
・第2駐車場:約30台
・第3駐車場:約15台
・第4駐車場:約50台

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