水族館の展示に１１万いいね！？　特別なワケに「タイトルの勝利」「油揚げかと思った」

水族館に訪れると、その空間にいるだけでとても癒やされますよね。悠然と泳いでいる魚たちを見ていると、常日頃の疲れが和らぎ、リラックスできるという方も多いのではないでしょうか。

北海道にある、北の大地の水族館（山の水族館）（@onneyu_aqua）さんが、「とある特別展示」をX（旧Twitter）に投稿すると、11万いいねが集まり（2024/04/18時点）、「激レア！」「かわいい生き物ですね」と話題になっています。

いったいどんな展示がされているのでしょうか？

その投稿がこちら！

メンテナンス休館中にだけ現れる
特別展示「スタッフ」 pic.twitter.com/WrUn3coZvM

— 北の大地の水族館（山の水族館） (@onneyu_aqua) April 12, 2024

まさかの、スタッフさんの特別展示！

こちらは、北海道北見市にある「北の大地の水族館 -山の水族館-」さん。おんねゆ温泉にある淡水魚のみを展示する水族館です。日本最大の淡水魚であるイトウの中でも、最大級の大きさである1メートル級に育ったイトウが20匹も飼育されています。

こちらの「展示」はもちろん日頃はお魚さんが生活しており、メンテナンスで休館している最中にしか見ることができません。そんな瞬間につけた展示名、なんとも粋ですね！

こうして丁寧に環境を整え、私たちに生き物の生態を見せてくれるスタッフの方々に感謝です。

おや？スタッフさんが手に持っているのは…！？

投稿者さんに、こちらのやりとりについて詳しくお話をうかがいました！

---思わず笑ってしまいました！特別展示「スタッフ」を一般のお客さんが見られるチャンスはありますか？

「当館は年に2回メンテナンスのために休館期間をいただいていて、今回は春のメンテナンス期間で各水槽の展示の魚を移動し、水を抜いての大がかりな掃除を行っていました。これを通常営業時に行うと時間がかかりお客さんが魚を見ることができなくなってしまうので、スタッフが水槽に入っていることは正に休館時限定の様子のため、残念ながらチャンスはほぼないです…」

---それは残念です（笑）。こちらが、普段の水槽の様子。

「ですが、通常営業時の週3日（月・水・金）の夕方、潜水清掃作業でダイバーとなったスタッフを水槽内でみることはできます！」

---こちらの飼育員さんが「油揚げを片手に水槽の掃除頑張りました」と投稿されていましたが、なぜ油揚げでお掃除をされているのでしょうか？

「こちらは油揚げではなく、ガラス磨きで使用するメラミンスポンジなんです（笑）。もともとは真っ白なはんぺんみたいな掃除道具ですが、汚れを拭き取ると写真のようにスポンジが汚れを吸ってまるでおいしそうな油揚げの完成です」

---本当だ、真っ白！丁寧なお掃除により、はんぺんが油揚げに変化していくのですね。「スタッフ」さん以外の、山の水族館様のおすすめの展示や見どころについて教えてください。

「当館は北海道北見市の道の駅おんねゆ温泉内にある北海道の川や湖の淡水魚を中心に、世界の熱帯魚なども展示しています。小規模ながらも生物の見せ方に力を入れております。たとえば、日本初の滝つぼを下から見上げたような『滝つぼ水槽』は大きな見どころです」

「さらに、こちらは冬季限定ですが、世界初の厳冬期に川が凍る様子を見学できる『四季の水槽』も貴重な展示です」

「他にも北海道の四季折々の生物と自然の魅力を伝える展示を一年間通して楽しめる施設となっています！」

---生き物の見せ方に力を入れているとおっしゃるように、どの季節に訪れても一年中見どころたっぷりですね。

スタッフの展示や、水族館のバズりに歓喜の声

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられています。

地元だー！！本当に本当に素敵な場所なんだよ

ヒト科ヒト属ヒトじゃーん!

タイトルの勝利ｗｗ

めちゃおもしろい 私も展示されたい

右手に持っているのは油揚げ…かと思ってしまいました。。

油揚げで掃除してるのかと思った。

日々の投稿から水族館の魅力やスタッフさん同士のあたたかさが伝わり、さらに魅力が増した北の大地の水族館 -山の水族館-さん。特別展示「スタッフ」に出会うことは難しいですが、魅力的な生き物たちにぜひ会いに行きたいですね！

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取材協力：北の大地の水族館（山の水族館）（@onneyu_aqua）さん