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居酒屋で…『カスハラ』する2人組の男!?「 この店は冷めた焼き鳥を客に食わすんか?」→その後、暴言の連続に店員は…?

  • 2024.5.14
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

「カスハラ(カスタマー・ハラスメント)」をご存じですか? お客という立場を利用し、店員さんに無理難題を要求したり、理不尽なクレームをつけたりする行為のことです。

本記事では、居酒屋に来店し「呆れるような注文をした客」についてご紹介します。

店員が注文を断るといきなり凄み出して…

こちらのエピソードは、40代の男性が教えてくれました。

 

これは、10年ほど前に私が実際に体験したお話です。

私は本業で会社員をしながら、副業として居酒屋でも働いています。居酒屋でのアルバイト歴は20年を超えますので、もう店員としてはベテランと言っても良いでしょう。働いているのは、焼き鳥とお酒をメインで提供しているお店

ある日、私がいつものように焼き鳥を焼いていると、二人組の男性が来店しました。お客様の少ない時間帯でしたので、「ボックス席を希望するかな?」と思ったのですが、彼らは私が焼き鳥を焼いている目の前のカウンターに陣取りました。

「わざわざ店員が焼き鳥を焼いている目の前の席?二人組で来ているのだから、店員の私と喋りたいわけでもなさそうなのに……」そう思いましたが、もちろんいつも通り対応しました。はじめにドリンクの注文をとると「ビール2つ」とのことだったので、その通りオーダーを流し、次にフードの注文に移りました。

すると、ここで驚くようなことが! 彼らは「メニューの端から、書いてある順番で焼き鳥を1本ずつ全部くれ」と言ったのです。メニューの端から全部? そんな注文、長いこと居酒屋で働いていますが、聞いたことがありません。

不思議に思いながらもとりあえずメニューの端から1本ずつ焼き始めたのですが……そこで、また彼らから要望が。今度は「にいちゃん、やっぱり今焼いた焼き鳥、持ち帰りにして」とのこと。何か用事でもできたのでしょうか。もちろんご要望通り、持ち帰り用のタッパーに詰めました。

さらに、「あ、やっぱり焼き鳥、全部もう1本ずつ追加で!」と注文を続けます。なぜそんな注文の仕方を?あまりに自由すぎる注文に驚き、固まってしまった私に、二人組の男性客は、なんと、

「なあ、にいちゃん。最初に焼いた焼き鳥って、当然焼き直してくれるんだよな?」

なんて追い打ちをかけてきました。もう意味がわかりません。

最初にメニューの焼き鳥を1本ずつ焼けと言ったのは彼らで、その後その焼き鳥を持ち帰り用にしろと言ったのも彼らです。その後、タッパーに詰めている最中にもう1本ずつ追加しろと言ったのも彼らなのに……時間差で面倒な注文をしておいて焼き直せだなんて!

こちらはもう焼き終えていますので」と断ると、「は? この店は冷めた焼き鳥を客に食わすんか!?」と凄んできました

ああ、なるほど。こうしてイチャモンをつけることが目的だったのか。アルバイト権限でできることはもうないと判断し、私は即座に店長に声をかけました。

店長が対応している間も、二人組の男性客は「どんな客商売してんねや!」と怒鳴り、グラスを投げる大騒ぎ! 最終的に私が警察を呼ぶ事態にまで発展してしまいました。警察がやって来ると彼らもさすがに大人しくなって帰りましたが、頼んだ焼き鳥は結局持ち帰らず……。

今までに見たことのないサイアクなお客様でした。

カスハラは犯罪です!

わざとおかしな注文をして、さらに難癖までつけてくるなんて本当にあきれた人たちですね。

「このお客様は店員にイチャモンをつけたいだけだな」と冷静に判断し、店長や警察に連絡した投稿者様の機転は素晴らしい!「シゴデキ」な店員さんがいて、この居酒屋さんは救われましたね。

お客という立場を利用し、店員さんに無理な要求をのませようとするのは「カスハラ(カスタマー・ハラスメント)」といって立派な犯罪です。困ったお客様がいたら、要求をのまず、すぐに助けを求めましょう。



提供:会社員をしつつ居酒屋でもダブルワークしている40代男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています