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ピークタイムの牛丼屋で…客「500万円弁償しろ!土下座しろ!」→土下座する店長…次の瞬間、まさかの“援護射撃”が!?

  • 2024.4.12
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

本記事では、とある牛丼屋の店長さんが遭遇した「あきれてしまう態度の中年男性客」についてご紹介します。

「土下座をしろ!」激高したお客様は店内で怒鳴り散らして…

牛丼屋で遭遇した困ったお客様について、50代の男性が教えてくれました。

 

私は、牛丼屋で店長をしています。他店で2年ほど店員として働き、その後新店で店長を任されて5年ほどになるでしょうか。

それは、夕方のピークタイムに起こりました。私が仕事を終え、アルバイト店員に引き継ぎをして帰宅しようとバックヤードへ引っ込んだ時、カウンターの方からびっくりするような大声が聞こえてきました

「何があったんだ!?」と慌てて店側に戻ったところ、中年男性のお客様が、3人いたアルバイト店員全員に向かって怒鳴り散らしています。事情を確認したところ、「順番を抜かされた!」とのこと。

アルバイト店員にわけを聞いてみると「店内が混雑していたので、テイクアウトの注文を優先し、店内で召し上がるお客様にはお待ちいただくことをお願いした」とのこと。

対応として間違ってはいないのですが、「順番を抜かされた」と思わせないための説明が必要でした。私は店長としてアルバイト店員の落ち度を丁寧に詫びました。

これで一件落着……と思いきや、なんとそのお客様は、

「俺は順番を抜かされたせいで500万円の取引に遅れたんだ! 500万円損をしたってことだぞ。その賠償をしろ!」

と怒鳴り始めたのです。さすがにその要求に応えることはできませんから更に頭を下げたのですが、怒り狂ったお客様は「土下座をしろ!」と言って、こちらの謝罪を聞きません

仕方なく土下座しました。激高しているお客様は更に罵声を浴びせかけてきましたが、その時、予想もしていなかった方向から援護が!周囲にいたお客様の一人が、さも可笑しそうにクスクス笑いながら、

「500万円損するなら、500円くらいの牛丼なんか待たんと早く帰ればいいのに」と一言。

怒鳴っていたお客様もそれで恥ずかしくなったのか、気持ちが冷めたのか、そそくさと出ていかれました。

周囲のお客様たちにはその後騒がせたお詫びをしましたが、逆に「あんなの嘘に決まってるよ! 店長も大変だね」と気遣っていただきました。

いやはや、周囲のお客様に救われました。それにしても、注文を抜かしたと思わせてしまったことはもちろん良くないことですが、あんなに怒鳴らなくても……。

店長さんを労ってくれたお客様こそ神様

順番を抜かされて腹が立ったことはわかりますが、損害賠償を請求し、土下座までさせるなんて!

サービスを過剰に要求したり、不当な言いがかりをつけるのは、今問題になっているカスハラ(カスタマー・ハラスメント)に当たる行為です。アルバイト従業員を必死に守った投稿者さんは、素晴らしい店長さんだといえるでしょう。

「店長さんも大変だね」と労ってくれた周りのお客様も素晴らしい! こんなお客様ばかりだと良いのですが。



情報提供:牛丼屋店長/50代男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています