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大人が意外と間違える算数「7+7÷7+7×7–7」→正しく計算できる?

  • 2024.4.12
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今回の問題はなんだかラッキーな気分になりますね。

ですが、この問題をよく見てみると「+」「−」「×」「÷」の全てが使われています。

その場合は解き方がやや複雑なので正しく解けないとせっかくのいい気分も台無しです。

解き方と楽に解くためのポイントを再確認してスッキリしましょう!

問題

「+」「-」「×」「÷」の4つの記号が入り混じった計算のことを「四則演算」といい、この記号には計算上の優先順位があります。

「四則演算」の計算順序ポイントはこちらです。

 ①掛け算・割り算
 ②足し算・引き算
 の順に計算する。

実際にポイントを確認しながら解いていきましょう。

解説

ポイント通りに解いていくと、まず最初に「7÷7」と「7×7」を計算します。

答えは「1」と「49」になりますね。

掛け算と割り算を計算し終えたので、次に計算していくのは足し算と引き算になります。

足し算と引き算だけならばあとは簡単ですね。

   7+7÷7+7×7−7
=7+1+49−7
=8+49−7
=57−7
=50

答えは「50」となりました。

ちなみに、足し算と引き算だけになるまで計算することができたら、残りの計算が楽になり、計算ミスが減る方法があります。そのポイントはこちらです。

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このポイントは「交換法則」といい、うまく使えば計算を楽にすることができます。

つまり、

 7+7÷7+7×7−7
=7+1+49−7
=1+49+7−7
=50+0
=50

このように順番を入れ替えて「7−7」を作ることができれば結果は「0」になるので、余計な繰り上がりの足し算をしないで済みますね。

一見、とても便利な方法に見えますが、この「入れ替え」にはとても重要な注意点があります。それは「引き算・割り算には使えない」ということです。上の計算でも式の一番最後の「-7」の部分は入れ替えていません。

このルールを守らないと計算結果も変わってしまいますので注意してくださいね。

まとめ

今回は「四則演算」に挑戦しました。

「交換法則」も使うことで比較的楽に計算することができましたね。

「四則演算」の計算順序はとても重要ですが、忘れやすいものでもあります。定期的に確認して、いざという時にもできるようにしておきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):うおうお

数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。