1. トップ
  2. 大人が意外と間違える「15-0÷5÷3+3」

大人が意外と間違える「15-0÷5÷3+3」

  • 2024.3.24
undefined

一見、単純な計算に見えても、0という数字が入っていることで混乱を招くことがあります。今回は、普通の電卓では計算できない計算式に挑戦していきましょう!

問題

次の計算をしなさい。
15-0÷5÷3+3

計算をするうえでの基本的なルールを知っていれば、正確に求められるはずです。

解説

今回の答えは「18」になります

計算式のルールとしして、「掛け算・割り算は足し算・引き算よりも先に計算する」必要があります。

必要があります。

つまり、今回は「0÷5÷3」から計算していきます。

ただし、ここまでは多くの方が「当然でしょ」とお思いかもしれませんが、今回はゼロを含んだわり算。

よくある勘違いは「ゼロが入っていたら、どんなわり算でも答えはゼロ」「ゼロのわり算はそもそも不可能」のどちらが正しいか、分からなくなることです。

undefined
ゼロを含んだわり算には
・「ゼロを割る計算(0÷△)」
・「ゼロで割る計算(△÷0)」
の2種類があり、後者の「ゼロで割る計算(△÷0)」は数学的に定義されていないため、計算ができません。いっぽうで前者の「ゼロを割る計算(0÷△)」は△に入る数字が何であっても答えはゼロになります。

今回は「ゼロを割る計算(0÷△)」ですので、「0÷5÷3」の結果はゼロです。

では、計算の続きをやっていきましょう。

15-0÷5÷3+3
=15-0+3
=18

よって、今回の問題の答えは「18」です。

まとめ

スマホ一つですぐに電卓を起動できる時代ですが、それらに頼りすぎていると思わぬ失敗を招いてしまうかもしれません。

時々自分の頭を使って計算をしてみると、意外な発見があるかもしれませんよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。
日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

編集:TRILLニュース