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【加藤未唯さん】テニスから離れたいと思っても、「その気持ちは5分で撤回されました」

  • 2024.3.19

アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密

『InRed』で連載中の「アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密」。今回お話を聞いたのは、プロテニス選手の加藤未唯さん。「ネガティブに陥ることはぼありません」と語る加藤さん。その前向きさを作るものとは…? WEB限定カットとともにお届けします!

芯の通ったシンプルな生き方が、ナチュラルな笑顔を生み出す

トップス¥44,000、スカート¥42,900(ともにテラ/ティースクエア プレスルーム) シューズ¥19,800(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店) ネックレス¥46,200(フリンク) リング¥18,480(ノムグ) ブレスレット¥45,000(ヨア)

どんな瞬間も楽しめる才能が、ありのままの言葉を紡ぐ

現役で活躍中の加藤未唯さん。テニス選手の一年とは、どのような生活なのでしょうか。
「シーズン期間は約10カ月。海外遠征が長く、日本滞在は年間で合計3カ月ほどです。シーズン中は試合も多く移動ばかりですが、決して大変ではなく、観光など息抜きもして楽しんでいます。ホテル暮らしでは家事をする必要がなく、日本にいる時より時間がゆったり。夜はテニスを忘れてのんびりドラマや映画、アニメを鑑賞してリラックスします。一方、日本では朝から夕方まで練習や体のケアをして家事もするので、あっという間に一日が終わりますね。休日もあまりなく、昨年のオフもゴロゴロと家で過ごす日はありませんでした」

ハードな生活を楽しそうに語る加藤さん。大変さはまったく感じさせません。
「一番大切にしているのは、テニスに限らずどんな瞬間も楽しむこと。どこにいても自然と楽しめるタイプです。性格は、明るく陽気。ネガティブに陥ることはほぼありません。考えてもどうしようもないことのほうが多く、なら考えても仕方ないなと思うので、瞬間のひらめきを大切にしています。テニスが、瞬時に判断しなければならないスポーツだからかもしれません。とはいえ試合中は合間に反省したり考えたりすることが多く、だからこそ普段はあまり考えずバランスを保っているんでしょうね」

常に前向きな加藤さんですが、テニスから離れたいと思ったことも。しかし、その気持ちは5分で撤回されたのだそう。
「挽回したい思いと、好きなことをしているんだからやるしかないという決意とが、思い直させてくれたんだと思います。

7歳から競技を続け、20年以上経ちました。ファンの方々や家族の応援には心から感謝していますが、最も支えになっているのは自分の内から湧き上がる力。『好きなことをやらせてもらえている』という想いが、私に大きな力を与えてくれています」

一貫してやり通す強い意志。ブレない芯の強さも、加藤さん最大の武器の一つです。
「人からよい影響を受けることはあっても、悪い意味で左右されることはありません。やりたいことをするうえで、マイナス要素は不要。たまにはダメージを受けることもありますが、嫌なことがあっても私生活には影響しないタイプです。よく見せようと思うこともありませんし、自分は自分、ありのままだと思っています」

私の「ヘルシー」を作るものたち

遠征でも愛用のストレッチポール

「筋膜リリースは、毎日のルーティン。下半身中心に、アニメなどを見ながらストレッチポールで筋肉をほぐします。歯みがきと同様、しないと気持ちが悪いので必須です」

必需品のスキンケアアイテム

「紫外線を浴びて汗をかく日々なので、スキンケアには気をつけています。リファの美容器具で、フェイスラインや鼻筋をコロコロ。シートマスクの上からも使います」

思い出の詰まったキャンドル

「キャンドルにハマっていて、帰宅したら灯します。時々お風呂でも灯してぼんやりするのが好き。このキャンドルは、ローラン・ギャロス(全仏オープン)の参加賞です」

【プロフィール/加藤未唯さん】
1994年生まれのプロテニス選手。京都府出身。8歳でテニスを始める。2023年全仏オープン混合ダブルスで優勝、2018年アジア競技大会女子ダブルスで銅メダル、2017年全豪オープン女子ダブルスでベスト4進出。

Photograph_Yumiko Inoue Styling_Kayo Hayashi Hair&Make-up_Maiko Inomata〈TRON〉 Text_Yuka Nagat

※InRed2024年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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