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頭の痛い「実家の片づけ」。どうやって進めればいい?

  • 2024.3.19
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親が年老いてきて、ふと心配になるのはどんなことでしょう?
「親の終活」に関するアンケートでは、「やっておいてほしい・やっておいてほしかったこと」のランキングは以下の通り。
 

※2023年7月オレンジページ調べ 対象:「オレンジページメンバーズ」国内在住の男女(回答数1050人)

 

親に「やっておいてほしいこと」No.1は「家の片づけ」!

なんと半数以上の人が、「家の片づけ」を親に「やっておいてほしい・やっておいてほしかった」こととして挙げています。
でも実際に取りかかろうとしても、親の同意が得られなかったり、言い出しにくい、という声もよく聞きます。

◇どんなきっかけで片づけをする?
実家の片づけが進まないと、親が不在の時に処分したくなること、ありますよね。でもそれはNGです。勝手に処分したことによって、関係がこじれることにもなりかねません。
変に気を回しすぎるよりも、単刀直入に話をしてみたほうがいいでしょう。なぜ片づけを今する必要があるのか? ものが多い状態をずっと放置した場合、先々どんな問題が起こるのかを、冷静に話してみてください。

■上から物が落ちてきたり、物に足が引っかかって転ぶなど、怪我をするのが心配。
災害時の避難にも支障がある
■必要なものや大事な書類が見つかりにくく、いざ探すときに困る

きっかけの一例としては、本人に体の状態を尋ねたときに、何か不自由さを感じるような発言があった場合は、話を進めやすいかもしれません。たとえば、「最近つまづきやすくなって」という話が出たら、「危なくないように、一緒に物を整理していこうよ」と声をかけてみるのはどうでしょうか。

◇業者に依頼することも考え、取りかかりやすいところからスタートしよう!
誰も住まなくなった家のものを整理してくれる業者はたくさんあります。相場は1DKで5~15万円、4LDKで25~60万ほどとかなり幅があります。処分するものの量や建物の状況(部屋の階数やエレベーターの有無など)、買取品の量などによって費用はかなり変わってくるようです。
いずれにしても、業者に片づけを依頼すれば、かなりの出費になることは事実。親が元気なうちに、取りかかりやすいところから始めてみましょう。
ずっと実家に置きっぱなしになっている自分のものを片づけるところからスタートしてみるのもいいでしょう。
また、包装紙や紙袋、雑誌、粗品でもらったタオルなどは、長い間ずっと保管している人も少なくありません。思い出の品に比べれば、処分しやすいでしょうから、思い切って親子で取り組んでみては?
部屋の中が目に見えてすっきりしてくれば、人はスイッチが入るもの。もしかしたらそのまま順調にモノの処分を進めることができるかもしれません。

なかなか気乗りしない「実家の片づけ」ですが、先延ばしにしていても、ますます大変になるだけ。
春を迎える今だからこそ、親子でまず話をすることからスタートしてみませんか?


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