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久常涼、ガールフレンドと”腕立て伏せ”…!? その理由とは?

  • 2024.3.19

昨年のDPワールドツアー(欧州ツアー)・フランスオープンで優勝し、年間の総合成績から今季の米ツアーのシード権を獲得するという新たなルートを開拓した久常涼は、今年、アメリカの地でも着実に成績を残している。

練習場で腕立て伏せを開始!どういうこと?

多くの試合は初めて訪れるコースになるのだが、昨年1年間を異国の地で戦い抜いた経験は米ツアーでも大きな武器になっているようだ、なんて書くと、常にしかめっ面で戦っているように思えるかもしれない。しかし、現場で久常を見ていると、いつもなんだか楽しそうなのだ。そんなワンシーンが、3月のコグニザントクラシックの練習場で見られた。

練習場でボールを打つ久常の傍らにいるのは、ガールフレンドの古川さん。何度かボールを打っている最中、突然、久常が腕立て伏せを始めた。すると今度は、久常のクラブを借りてボールを打った古川さんが腕立て伏せを開始。一体何をしているのうだろう?

実は、ターゲットとなる距離を決め、その距離から外れたヤード分だけ腕立て伏せをするという遊びをしていたのだ。どちらかといえば、久常の方が腕立て伏せの回数が多かったように見えたのは気のせいかもしれないが、ガールフレンドと“ガチ勝負”をしていたの?

「私、昨年まで一応プロをしていて、台湾ツアーに出ていました」と話す古川さんは、ゴルフも歴とした実力者。今年は久常に帯同して転戦しているが、コーチ兼マネージャー兼ガールフレンドという3役をこなしているのだ。

昨年の欧州ツアーの転戦には帯同しておらず、フランスオープンの優勝も「テレビで見てました」とのことだが、優勝時に使っていたパターは「私のお古です」とのこと。昨年、良いパターを探していた時に「私が同じようなのを持ってるよ」ということで久常が試してみたところ、それがそのままバッグに入り、優勝パターとなったという。そのパターも今年に入ってフェースが剥がれたため、また新しいパターに変えたという。

2月にはマスターズから招待状が届き、4月にはオーガスタをプレーする。“珍道中”を続ける久常から、また新たな吉報が寄せられることを期待したい。

フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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