1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. ん?雪の上に…超キュートな”コロッケ”?

ん?雪の上に…超キュートな”コロッケ”?

  • 2024.3.18

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年3月11日〜3月15日ピックアップ分)

早くも〝モモンガ祭り〟開幕です!

Sitakke
撮影:@flsts.ey さん

〝モモンガ祭り〟こと、モモンガの繁殖行動が、例年よりやや早く始まったようです。
普段は、太陽が沈んでから巣を出て、太陽が昇る前に巣に戻ってしまうので、なかなか会うのがむずかしいのですが、繁殖行動が始まると、昼間でも、オスがメスを探して森の中をビュンビュン飛んだり、メスをめぐって、オス同士が激しい争いをしたりと、モモンガウォッチャーにとっては、もうシャッターチャンスだらけなのです。

なので、誰が言い始めたのか〝モモンガ祭り〟と呼ばれます。
かなりの平和主義者に見えるモモンガですが、この時ばかりは、ライバルの手や鼻などにかみついたり、体あたりして木から相手を蹴落としたり。
争いに負けたオスは、手や鼻から血を流してしょんぼりしていて、見ていて気の毒になるほど。
多くのエゾモモンガは、年に2度繁殖行動を行い、2回目は、6月下旬から7月にかけて。
夏の〝モモンガ祭り〟は、木の葉が茂っていて、なかなか見ることは出来ないので、3月の〝モモンガ祭り〟は、実質、年に1度のイベントです。

華麗なる〝求愛ダンス〟の舞台ウラ

Sitakke
撮影:@d.ace_pic さん

2月下旬から3月にかけて、タンチョウのつがいは、華麗な〝求愛ダンス〟を踊ります。
相手のまわりをぐるぐると回ったかと思うと、急に高く飛び上がったり、お互いに羽を膨らませて、鳴き交わしながら歩み寄ったり、本当に何度見ても優雅で美しいものです。

〝求愛ダンス〟のシーズンになると、その姿を写真におさめようと、給餌場には望遠レンズをつけたカメラがズラリと並びます。
「きょうの1枚」もそんな一瞬なのでしょうか、はらはらと舞った雪が、美しさをさらに引き立てていて、とってもステキですねー。
〝求愛ダンス〟が始まると、かわいそうなのは、前の年の春に生まれて、まだ1歳になっていない〝幼鳥〟です。
ちょっと前まで、それはそれはたっぷりと愛情を注がれて育てられていたのに、〝求愛ダンス〟の季節になると、親鳥たちは〝幼鳥〟が、自分たちに近づくことすら許しません。

「シューッ!」という威嚇する声とともに、鋭いくちばしでつつかれると、しぶしぶ親鳥のもとを離れるしかありません。
華麗な〝求愛ダンス〟の一方で、親鳥に追われた〝幼鳥〟たちの、悲しげな、ピーピーという鳴き声があたりに響きます。

ラブラブなシマエナガ…巣づくりも!

Sitakke
撮影:@mintberry5655 さん

ふくらみはじめているのは、春にいちはやく花を咲かせる「こぶし」の冬芽だそうです。
そしてもしかしたら、ペアになったばかりの、シマエナガちゃんなのでしょうか?北国に訪れようとしている春を感じさせてくれる、とってもステキなお写真ですねー。

冬の間は、10羽くらいの群れで行動していたシマエナガですが、そろそろペアの行動に移り、繁殖の準備に入ります。
インスタでも、巣を作るための材料を集めているシマエナガの姿も、ちらほら見かけるようになりました。
春ですねー。

重さは5グラムのボクは〝小さな王様〟

Sitakke
撮影:@t_ma808 さん

アタマの上にオレンジ色の模様が個性的な鳥、日本では、頭の上に菊の花をのせているという意味で、キクイタダキという名前がつけられています。
ヨーロッパなどでは、菊の花ではなく、王様がかぶる冠(かんむり)に見立てて、ラテン語で〝Regulus〟「小さな王様」と呼ばれています。
体重は、わずか3〜5グラムで、日本で最も小さい鳥のひとつ、ちょっと大きめの携帯で見たら、ほぼ実物と同じくらいの大きさかもしれません。(ちなみに、スズメが、20〜25グラム、シマエナガが、8グラムほど)

このキクイタダキのアタマの上の黄色い部分ですが、なわばり争いや、メスへの求愛などの時に、パカッと見事に開くのです。
1度だけ、開いたのを見たことがあるのですが、菊ではなくて、タンポポのような感じでした。(タンポポは、キク科の植物でしたね)
小さい上に、針葉樹の中をちょこちょこと動くので、なかなかうまく撮影するのがむずかしい鳥です。

雪の上に…〝コロッケ〟が!その正体は?

Sitakke
撮影:@his_ame_nature さん

キャプションに「キツネコロッケ。しっぽが生えているお得なコロッケです」とありました!
ホントですねー、コロッケ。寒くないんだろうか?と見ているこちらが心配になるほど、雪の中で気持ちよさそうに、ぐっすりと寝ているキタキツネを見ることがあります。耳だけを、レーダー探知機のように動かしています。〝恋の季節〟のまっただ中なのに、キミは寝ていてばかりいていいのかな?
もしかしたら、ライバルにメスを奪われてしまって〝ふて寝〟をしているのかな?

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる