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【天橋立で股のぞき!】海の京都観光で日本三景のひとつを楽しむ|もう一つの京都

  • 2024.3.18

連日国内外から多くの観光客が訪れる古都・京都。京都といえば京都市が有名ですが、実は京都にはもっと素敵な場所がたくさんあるんです。今回はそんな“もうひとつの京都”の絶景を全3回で紹介。第2回目は日本三景の一つでもある宮津市の天橋立です。

 

「天橋立」とは?

天橋立(あまのはしだて)は、日本三景にも指定されている、京都・宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3.6キロの湾口砂州。

幅20〜170cmある道沿いには約5,000本の松の木が植えられており、東側の白い砂浜と共に“白砂青松”を具現化したような美しい景色を見せてくれます。

天橋立は上から見ると両岸がつながっているように見えるのですが、実は南側で途切れており、回転する廻旋橋によって連結しています。その様子は智恩寺近くで見ることができますよ。

リフトで「天橋立ビューランド」へ!

天橋立は地上からでは全貌を見ることはできません。美しい姿を見るには、やっぱり高いところに行くのが一番! ということで、「天橋立ビューランド」に向かうことにしました。

「天橋立ビューランド」へは、リフトかモノレールを利用して行くことができます。モノレールは20分ごとの運行ですが、リフトなら運行時間中なら時間に関係なく乗ることができるので、リフトで行くことにします。

リフトは一人乗りです。お尻には滑らないように麻布のようなものがかけてありました。乗り込む時はスタッフの方が指示してくれますよ。

上手に乗り込んだら、落ちないように気をつけましょう。ベルトなど何もないのでドキドキです…。

ふと、カメラをインカメラにしたところ、後ろには天橋立が! 天橋立と一緒にセルカを撮ってみちゃいました(スマホを落とさないようにくれぐれも注意しましょう)

天橋立ビューランド リフト・モノレール

料金:大人 850円

小人 450円

※団体割引・障害者割引あり

天橋立に来たらやっぱり「股のぞき」!

6分ほどリフトに乗ったところで、「天橋立ビューランド」に到着! 天橋立の全貌が目の前に広がり、その迫力に思わず「すごい!」と声をあげてしまいました。

天橋立といえば「股のぞき」! 天橋立を背にして腰を曲げて股の間の景観を見ることで、海が空に見えるという目の錯覚を楽しむというもの。

股からのぞいた景観が天橋立が天に架かる橋のように見えるので、“天橋立”の名前の由来になったのではないかと言われています。また、天に舞い上がる龍のように見えることから「飛龍観」とも呼ばれているんですよ。なんだかご利益がありそうですよね。

筆者も「股のぞき」をしてみましたが、意外と難しかったです(身体が硬いのもありそうですが…)

「天橋立ビューロランド」は高台にありますが、観覧車やサイクルカーに乗れば、もっと高いところから天橋立を楽しむことができます。とくにぐるっと敷地内を回れるサイクルカーはおすすめだそうですよ! ガイドさんの話だと、2人乗りなのでデートで人気だとか。

「かわらけ投げ」で運試し!

「天橋立ビューロランド」には、天橋立に向かって「智恵の輪」が設置してあります。この智恵の輪にかわらけを投げ込む「かわらけ投げ」をすることができるんですよ。

「かわらけ投げ」は3枚で1回300円です。智恵の輪の近くにかわらけと一緒に料金箱が置かれているので、ここから購入することができます。

かわらけに願いを書く専用台を設置しているので、願い事を書いたら投げる準備は完了です!

かわらけが智恵の輪をくぐったら願いが叶うということですが、どうでしょうか? 意外と遠いので勢いをつけて投げてみます。

3枚投げてみましたが、1枚は智恵の輪の縁に当たり、残り2枚は枠を外れてしまいました。残念! 「かわらけ投げ」は昔から厄を払うと言われているそうなので、1枚は枠に当たったので、厄が払われたかもしれません。

みなさんも試しに「かわらけ投げ」をやってみてくださいね。友達とやったら盛り上がること間違い無しですよ!

帰りのリフトで大絶景を堪能!

実は、「天橋立ビューランド」のもう一つの絶景は、帰りのリフトにあったりします。まずはリフトに乗り込みましょう。

リフトに乗り込むと見えるのは、目の前に広がる天橋立! 屋根も何もない無防備なリフトだからこそ楽しめる絶景なんです。

少しずつ近づいてくる天橋立を見れるのも、リフトに乗るからこそ。この景色のためだけに帰りのリフトに乗る価値はありますよ!

天橋立ビューランド

京都府宮津市字文珠

営業時間:時期によって異なるのでサイトでご確認ください

智恩寺にお参りもおすすめ!

天橋立には、「三人寄れば文殊の知恵」でお馴染みの文殊菩薩を祀っている「智恩寺」があります。

「智恩寺」は奈良の安倍文殊院、山形の大聖寺と並ぶ日本三文殊の一つで、知恵を授ける神様として知られている文殊菩薩から知恵を授かろうと多くの人たちが訪れています。

智恩寺の松の木にたくさんの扇子がぶら下がっている様子を見ることができますが、実はおみくじなんです。

「すえひろ扇子」と呼ばれるおみくじで、扇子を広げると吉凶が書かれている仕組みになっています。松の木にかかった扇子が、不思議と智恩寺の景観にマッチしていて、ちょっとしたフォトスポットになっていました。

天橋立に行ったら、ぜひ智恩寺にも立ち寄ってみてくださいね。

天橋立 智恩寺

京都府宮津市字文珠466

TEL:0772-22-2553

もう一つの京都を天橋立で楽しんで!

見れば見るほど不思議な光景が広がる天橋立。山の上からの眺めを楽しんだあとは、地上から松の並木や砂浜を歩いて見るのもおすすめですよ。きっと、自然の不思議や偉大さを感じられるはずです。

天橋立の絶景を上から見て下を歩いて、知らなかったもうひとつの京都を感じてみてくださいね!

[All Photos By Kaori Simon]

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