山﨑賢人、踊り舞うような優美な動きで安倍晴明を表現…アクションの舞台裏を収めた『陰陽師0』メイキング映像

アクションは羽生結弦選手の氷上でのパフォーマンスを参考に！

見惚れてしまうほど優美なその姿は、まるで踊り舞うよう。山﨑賢人主演、染谷将太共演により、最強の呪術師・安倍晴明の若き日を描く映画『陰陽師0』より、美しすぎる“舞”アクションの舞台裏を収めたメイキング映像を紹介する。

夢枕獏の小説「陰陽師」は、平安時代に実在した最強の呪術師・安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売されており、つい先日第18巻が発売されたばかり。シリーズ累計発行部数は680万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集めるなど、長きにわたり世界中を賑わす大人気コンテンツだ。

本作は、原作・夢枕獏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』（08年）『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督を務め、安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描く。呪術監修を手がけるのは、大人気コミック「呪術廻戦」のキャラクターや呪術を実在した呪術の歴史から独自考察した書籍「呪術の日本史」監修の加門七海。

2月19日、ロケ地としても使用された世界遺産・京都仁和寺にて行われたキックオフイベントでは、主演の山﨑賢人をはじめ、染谷将太、奈緒という豪華キャストに加え、佐藤嗣麻子監督が登壇。圧倒的な世界観を作り上げた壮大なロケーションについての撮影や、劇中さながらに息の合った山﨑×染谷の掛け合いなどが話題になる中、劇中の安倍晴明のアクションは、アクション監督の園村健介がフィギュアスケーターの羽生結弦選手の氷上でのパフォーマンスを参考に作り上げたというエピソードが大きな注目を集めた。

そして今回紹介するのは、そんな話題の美しすぎるアクションシーンの舞台裏を、迫力溢れる本編映像と共にお届けする特別映像だ。園村アクション監督が羽生選手にインスピレーションを受けたという、重力を感じさせない舞うようなアクションに挑戦した山﨑。“キツネの子”と言われる晴明の人間離れした動きを再現するため、スタッフからのアドバイスを受けながら見事な足捌きを披露。全く新しいアクションへのアプローチに、「舞うような、いなしていくっていうアクションを表現できたのは、すごく面白かったなと思います」と振り返る。

また、宙を舞う大掛かりなワイヤーアクションの撮影風景も捉えており、撮影前から佐藤監督とリハーサルを繰り返すなど、若き晴明に体当たりで挑んだ山﨑の努力を垣間見られる。

映像の最後では、「（現代は）自分たちでネガティブな方向に持っていってしまったり、全部目に見える物で判断出来てしまえる世界になってきていて、（目に見えない）本当の部分を信じてるから、陰陽師だったり安倍晴明に闇を祓ってもらいたいと思えるんでしょうね」と、今の時代だからこそ闇を祓う晴明の存在が必要だと力強く語る。

『陰陽師0』は4月19日より全国公開。