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不倫をやめて真面目に婚活したのに… 32歳新婚妻を襲った「自業自得の展開」【前編】

  • 2024.3.17

過去に不倫をしていても、適齢期を迎え、まっとうな恋愛や婚活へと舵を切る女性もいます。しかし晴れて婚活が実って結婚したのちに、過去の不倫が影響して、予想もしなかった展開へと見舞われるケースも…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、新婚早々に過去の不倫が影響してとんでもない事態に陥った30代前半女性のエピソードをお届けします。

3年間の不倫の末に婚活を決意

美優さん(仮名)は、7歳年上の男性と3年半もの間にわたって不倫をしていたそう。31歳のときに「このままでは結婚できないかも」と考え、不倫から足を洗って婚活を開始したところ、努力の甲斐もあり半年でゴールインが決まったそうです。

「不倫をやめて婚活を始めてからは、いろいろなことがトントン拍子で進みました。私が不倫をしていたことは、ごく親しい友人の数名しか知らなかったので、『結婚したいから誰か紹介してほしい!』と周囲に頼みまくり、そのなかで出会った一人の男性とお付き合いを始めたんです。
彼も結婚を意識していたので、交際4か月目でプロポーズを受け、半年後には入籍を済ませました」

もともと年上好きな美優さんは、夫となる男性が8歳年上であることも気に入った理由だったとのこと。結婚が決まった当時は「こんなに早く結婚が決まるなら、もうちょっと不倫を楽しんでから婚活をしても遅くなかったかも」と、調子に乗ったことまで考えていたと振り返ります。

入籍までは極めて順調に進むも… 結婚式の話が出てくると事態は急変

結婚が決まったのが早かったこともあって、美優さんと夫には十分な結婚資金がなかったそう。まずは入籍を先行させて、結婚式は1年後にしようと話し合い、新生活準備に重点を置いて新婚生活をスタートしました。新居を借りて家具や家電を買い揃えると、あっという間に二人の貯金は底をついたそうですが、お金がないことが苦にならないくらい、毎日が新鮮で楽しかったそうです。

「安定した愛情を注いでくれる夫にはとても感謝をしていましたし、贅沢はできなくても、人並みに結婚をできたことがとても嬉しかったです。貯金が底をついてからは、前よりも貯金のペースを上げて節約生活を楽しみながら、1年後の結婚式に向けて二人でせっせとお金を貯めました。
ある程度、貯金が貯まってきたところで、『そろそろ結婚式場の下見やドレス選びもゆるっと始めたいね』という話に。彼のご両親や私の両親も巻き込んで、式の準備を始めました」

結婚式や披露宴、新婚旅行の準備を進めるのは、幸せに溢れた時間だったと当時を語る美優さん。しかし祝福に溢れた時間はそう長くは続かなったそう。

「ある日から、義母の態度がよそよそしくなったんです。何かしてしまったのかな? と不安に思いながら過ごしていると、義母に呼び出されました。そして開口一番に、“あなた、不倫していたの?”と。誰かから聞いたのか、私の不倫歴が義母にバレていたんです。
義母の言葉を聞いて、目の前が真っ暗になりました。絶対にバレないと思っていましたが、悪いことはできないものですね。このときにようやく、不倫なんかするんじゃなかったと強く後悔しました…」

不倫の過去を清算したつもりでいても、あとになってから過去が影響して災いが降りかかるケースもあります。自業自得な結果を招いてしまえば、後悔してもしきれません。せっかく掴んだ幸せも、過去の不倫のせいで台無しになるリスクがあると言えるでしょう。
©maroke/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock

文・並木まき

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