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仲里依紗さん、ファッションの変化は心境の変化?それとも母になったから? 映画『おしりたんてい』でゲスト声優に

  • 2024.3.17
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俳優の仲里依紗さんが人気書籍・アニメシリーズ『おしりたんてい』の劇場版長編第2弾『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』にゲスト声優として出演します。演じるのは、おしりたんていのかつての相棒で、どこかミステリアスな雰囲気をまとった「スイセン」役。出演が決まって家族とともに喜んだという本作の見どころや、役の魅力についてお話を伺いました。

寝かしつけの時に読んでいた作品

――作品のオファーがあった時、どう思われましたか?

仲里依紗さん(以下、仲): 息子が「おしりちゃん!おしりちゃん!」と言ってよく読んでいたので、すごく嬉しかったです。同時に「おしりたんてい」が映画!?ということにびっくりして、「どんな壮大なストーリーになるんだろう」とワクワクでした。家族に話したら私と同じように映画になるということに驚いていて、「ママ何役? おしり役!?」と興味津々で。

朝日新聞telling,(テリング)

――息子さんも「おしりたんてい」がお好きなんですね!

仲: 寝かしつけの時に「おしりたんていくん読んで!」と言われて読んであげていたんですけど、ストーリーが面白いので推理し始めたり、絵本の途中に迷路みたいなゲームがついているので遊び出しちゃったりして全然寝てくれなかった思い出があります(笑)。飽きずに毎回「これ読んで」と持ってきていましたね。

ストーリーの途中に推理タイムがあるのが「おしりたんてい」の魅力ですよね。どうしても子どもの集中力が続かないことってあるけど、ゲーム性があるから飽きずに楽しんでくれるし、大人も一緒に推理できてコミュニケーションも取れる。映画にもそういう要素が入っているので同じように楽しめると思います。

――映画の台本を読んだ時の印象はいかがですか?

仲: おしりくんの相棒だった頃のスイセンと、再会した時のスイセンは同一人物だと思えないぐらい雰囲気が変わっているんです。ストーリーが進んでいくうちに、スイセンがなぜそうなったのかがわかっていく。気持ちの変化や成長が描かれていて、きっと子どもだけじゃなく大人も共感できるような映画なのだろうなと思いました。

朝日新聞telling,(テリング)

――仲さんが演じている中で感じた、スイセンのチャームポイントを教えていただけますか?

仲: おしりくんへのアピールの仕方が可愛らしいですよね。ちょっと恋心があるんですけど、おしりくんが鈍感で全然気づいてくれないので。そういう男の人っていますよね(笑)。そこに一生懸命なスイセンが可愛くて、健気で良いなと思いました。

――おしりたんていとスイセンのほのかに切なく甘酸っぱい関係も本作の見どころですよね。仲さんは子どもの頃、そういった「ちょっと甘酸っぱい関係」の物語にキュンとすることはありましたか?

仲: それが私……子どもの頃から「ポンキッーキーズ」の「花子さん(『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』)」みたいな、ホラー系が大好きでですね、怖いものにときめいていたんですよ(笑)。

――(笑)。なかなかホラーには、友達以上恋人未満の話は出てこないですね。

仲: 恋愛ものにキュンキュンした思い出が本当になくて、なんでそんな子どもだったのか自己分析したいくらい。だから「好きな人の前で、ちょっと可愛くしてみよう」みたいなスイセンが羨ましいです。

朝日新聞telling,(テリング)

値段やブランドでなく「好き」を重視

――本作では贋作すり替え事件を通して「自分の”好き”という感覚を信じること」についても考えさせられるストーリーですが、ファッションがお好きな仲さんはどう感じられましたか?

仲: 私自身は、値段やブランドに関わらず「自分の好き・可愛い」という感覚を重視するタイプではありますが、どうして高級ブランドの商品にはそれなりの値段がついているのかも今は理解できるようにはなりました。その商品を作るのにどれだけの人数が携わっていて、ひとつのものが生み出されるのにどれだけの時間や工程がかかっているのか、自分が物を作る側になってその重みを改めて感じます。だからこそ私はブランド品も好きですし「ありがとう」という気持ちを込めて買っています。

――10年前と現在で、スイセンはファッションも結構変わっていますよね。心境の変化がファッションにも現れているということだと思うのですが、仲さん自身は心境の変化で着る服や髪型が変化することはありますか?

仲: 当然若い頃と比べると心境の変化があるし、服装も変わったとは思うのですが……。基本的に派手なものが好き、という部分はあまり変わっていないかもしれないです。ただ、母親になったことで、何より動きやすさを重視するようになりました。ハイカットスニーカーじゃなくサッと脱ぎ履きできる靴に変わった、とか。

――完成した映画を観て、改めて見どころを教えていただけますか?

仲: 本当に大人も楽しめる作品になっていて、純粋にびっくりしました。もともと息子とふたりで観に行こうと思っていたのですが、夫も誘って家族みんなで観たくなるような。ぜひ皆さんも、お子さんだけでなくパートナーの方も誘ってほしいですね。壮大なアニメーションと……おならの量に(笑)、笑えて、感動できる映画になっていると思います。

朝日新聞telling,(テリング)

Stylist : RIKA ENDO
Hair make-up :sakie miura(FLEURI)

■田中 春香のプロフィール
大学卒業後、芸能事務所のマネージャーとして俳優・アイドル・漫画家や作家などのマネージメントを行う。その後、未経験からフリーライターの道へ。

■植田真紗美のプロフィール
出版社写真部、東京都広報課写真担当を経て独立。日本写真芸術専門学校講師。 第1回キヤノンフォトグラファーズセッション最優秀賞受賞 。第19回写真「1_WALL」ファイナリスト。 2013年より写真作品の発表場として写真誌『WOMB』を制作・発行。 2021年東京恵比寿にKoma galleryを共同設立。主な写真集に『海へ』(Trace)。

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