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バレットジャーナル・ライフログが人気、「家計簿も敢えて紙製にしてみる?」

  • 2024.3.16
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節約・貯金に欠かせない「家計簿」、最近は便利なアプリもあるが、あえて“手書き”する人も少なくないようで、紙製の家計簿も根強い人気です。いまどんな家計簿が売れているのでしょうか。Amazon(アマゾン)の人気ランキング上位から人気の家計簿を参考にして、自分にあったものを見つけてみてはいかがでしょうか(文中価格は税込み)。

■アマゾンランキングトップ10

アマゾンの家計簿の売れ筋ランキングでは100位まで順位づけされていますが、ここではトップ10を参考にしてみましょう(3月12日19時の時点)。

上位10商品のうち、キャラクターものが5つ入っています。サイズはA5が6つ、A6とB5がそれぞれ1つずつ、通帳サイズが2つで、コンパクトなモノが人気のようです。

ちなみにA5はA4用紙の半分。A6はA5のさらに半分の大きさです。B5はA4を一回り小さくしたくらいで、教科書や大学ノートなどによく使われるサイズです。

●順位 商品名(出版社名、価格)

1 11ぴきのねこ 家計簿 B5 シンプル ききゅう(学研ステイフル、935円)
2 家計簿 A5月間 かんたん トリ柄(ミドリ、726円→434円)
3 サムコス 家計簿 バインダー PUレザー A6サイズ カードスロット付き 6リングバインダー ファスナーポケット12個入(サムコス、995円)
4 すみっコぐらし おこづかい帳 わくわくコレクション 通帳風(サンエックス、249円)
5 スヌーピー家計簿 行列(ホールマーク、1045円→897円)
6 ムーミン家計簿 A5 ピンク(学研ステイフル、1430円→1173円)
7 すみっコぐらしお小遣い帳(サンエックス、249円)
8 おこづかい帳 A6 13行24枚(コクヨ、143円→113円)
9 家計簿 A5月間+週刊 コックさん柄(ミドリ、1540円→736円)
10 たけいみき簡単家計簿 うさぎとテディベア(クローズピン、1100円)

■トップの共通点は見やすさと収納力

上位の家計簿の特徴を見ると、全体的にシンプルなもので、ページを開いたときに支出項目が一目で分かりやすい商品が人気のようです。

●1位 こんなスペースが欲しかった!多く出費した日が一目で分かる

1位は「11ぴきのねこ 家計簿 B5 シンプル ききゅう」(ミドリ、935円)。

1967(昭和42)年に最初の作品が刊行された人気の絵本シリーズ『11ぴきのねこ』(馬場のぼる著)が描かれた家計簿が1位。

特徴は、見開き2ページが1ヵ月単位で、毎日つける必要がないことや、レシートが入れられるファスナー付きポケットも付いていることなどですが、それは2位の商品も同じ。

表紙の絵柄以外に2位の商品と違うのはサイズ。2位がA5なのに対してこちらはB5。大学ノートなどでよく使われるサイズで、コンパクトながらA5よりは大きく書きやすいのが人気の理由かもしれません。

●2位 持ち運びに便利!厚さ 5mmなのに1年半以上書ける

2位の「家計簿 A5月間 かんたん トリ柄」(ミドリ、726円→434円)も1位と同様、見開き一ヵ月のフォーマットですが、A5と小さめ。さらに厚さもわずか5ミリしかないため、持ち運びにも困らないでしょう。今なら割引されており、上位3位の中でも1番安い値段で買えます。

商品名に「かんたん」とありますが、指定されている支出項目は食費のみで、残りの項目は自分の用途に合わせて設定できます。小鳥柄以外に、リンゴ柄・レース柄・ブタ柄もあります。

●3位 収納力の高いレザーバインダー

3位の「サムコス 家計簿 バインダー PUレザー A6サイズ カードスロット付き 6リングバインダー ファスナーポケット12個入」(サムコス、995円)は6穴タイプのリングバインダーで、お札を曲げなくても入るファスナーポケットが12枚、分類わけに便利なラベルシールが16枚あります。リングバインダーの内側にはポケットがあるので、カードやチケットなども入ります。

小さいながらも収納力が高いため、とりあえず領収証などを入れておきたい人には使いやすいかもしれません。

●4位以下 ほかにもデザインや機能性などこんな家計簿が人気

4位以降をみると、上でも触れたように通帳タイプのものが2つランクイン。なお、このランキングの時点では、10位には入っていなかったものの、同じく通帳タイプのものが11位に入っていました(クレヨンしんちゃんキャッシュブックおこづかい帳メモ)

また、8位の「おこづかい帳A6」は文具のコクヨ製。文庫サイズのコンパクトなA6サイズで、値段が143円と他よりも安い のが特徴ですが、さらに割引されています。

■手書き家計簿だけでなく、家計管理は自分に合った方法を

最近では「バレットジャーナル」や「ライフログ」が人気で、手書きの手帳への注目が高まっています。

バレットジャーナルは、手帳やノートなどに、考えたことや、やるべきことを箇条書きして整理するもので、「ライフログ」は買ったものや行った場所など人生のあらゆることをログ(記録)に残していくものです。

こうした“記録”はスマホやアプリなど、デジタルツールが便利ですが、あえて手書きをすることで楽しさを感じられるという側面もあるのでしょう。文具売り場に行けば、手帳やノート・日記帳を装飾できる、かわいいスタンプやシール、ふせんがたくさん売られています。

自分でデコった手帳やノートなら、面倒と思わずに開く習慣ができるのではないでしょうか。

この考え方は家計簿にも通じます。

家計簿で一番大事なことは、続けることです。そのためには、手間をかけないことと、楽しくつけられるようにすることです。過去につけようと思ったけど続かないという人は、張り切りすぎたのかもしれません。

また、家計簿を続ける自信がない人は、こうした商品をいきなり買わなくても、まずはノートなどに書いてみるとよいでしょう。

その際、「この項目があればいいな」「こういうことが書けるスペースがあると便利かも」とイメージしましょう。紙製の家計簿を買う際に、選びやすくなるはずです。

もちろん家計簿アプリも便利です。レシートを撮影するだけで自動的に読み取られるなど、入力の手間が省けるものもあります。それすら面倒という人は、支払いをクレカに統一すれば、その明細が家計簿代わりにもなります。

春は新しいことを始めるのに適した季節。新年度からの節約・貯金をはかどらせるためにも、家計簿を始めてみてはいかがでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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