時給は意外と低い？「キャバ嬢」はいくら稼ぐのか・気になる「銀座のクラブ」の料金相場は？

夜の世界というのは謎が多いが、キャバクラ嬢（キャバ嬢）はどれくらいの収入があるのだろうか？また、芸能人や会社役員が行くイメージの強い、銀座の高級クラブで遊ぶとどれくらいお金がかかるのか？

高収入な職業というイメージがある「キャバクラ嬢」（キャバ嬢）。コロナ禍で収入減となった人も少なくないと思うが、通常時では大体、最低もしくは最高でいくらくらい稼げるのか。

キャバ嬢の平均的な基本時給は2,000〜4,000円とされている。仮に基本時給が2,000円で、時給に対するプラスがなく、バックの報酬も、まったくなかった場合、2000円×8時間×20日で32万円と試算できる。

キャバ嬢の場合、ここから送迎費用や雑費（トイレやロッカーの使用料など）などが差し引かれる。雑費は1日500〜1,000円程度、送迎費は職場からの距離によって1日500〜2,000円ほどが一般的のようだ。

たとえば雑費が1日500円、送迎費が1日500円の場合、20日間で2万円が差し引かれることとなるため、月収は30万円となる。

実際には雑費はもっとかかるだろうし、所得税などが源泉徴収されるため、手取り額はもう少し少なくなるが、フルタイムで働く場合の額面金額の最低ラインは30万円ほどと考えていいだろう。

それではキャバ嬢の最高月収はどのくらいだろうか。キャバ嬢に対する収入調査などが行われているわけではないので、具体的な数字を挙げるのは難しいが、メディアで「日本一稼ぐキャバ嬢」などと紹介されている女性の場合、月収1億円を稼いだこともあるという。

たしかに月収1億円は不可能ではない。“バック”という仕組みがあるからだ。例えば売上の50％をバックする店舗で働いていれば、本指名の客からの売上が2億円に達したら、1億円をバックとして受け取れる。

もちろん月収1億円を稼ぐのは至難の業だろうが、報酬面ではキャバ嬢は夢のある職業であることは間違いない。

銀座には1,000店舗以上のクラブがあるとされ、その中でも「高級クラブ」は、芸能人の来店が多いことでも知られている。そんな高級クラブの料金相場はいくらなのだろうか。

銀座の高級クラブの料金はさまざまな項目によって決まるが、各店舗のホームページなどを見ていくと、基本的には「セット料金4万円〜＋ボトル代＋サービスチャージ」で決まるようだ。

セット料金とは、お水やおつまみ、ボーイさんのサービス料などが含まれた席料のこと。高級クラブの場合、90分間のセット料金の相場は、4万円代といわれている。

ボトル代とは、その名の通りお酒をボトルで注文したときにかかる料金のこと。特に初めて行くクラブでは、キープボトルを注文するのが定番だという。

サービスチャージとは、サービス全体にかかる料金のこと。高級クラブは特に高く、セット料金やボトル代に加え、時間を延長した場合のタイムチャージや、ホステスを指名したときの指名料などの合計額に対し、40〜50%のサービスチャージがかかってくる。

上述の考え方をもとに、実際にいくらかかるかシミュレーションしてみよう。

例えばセット料金が4万5,000円で、3万5,000円のボトルを注文し、30分延長してタイムチャージが3,000円になったとする。

これらの合計額は8万3,000円であり、サービスチャージが45%だとすると、サービス全体にかかる料金は3万7,350円。消費税も追加すると、会計金額は13万2,385円となる。

もし、以前にボトルキープをしていてボトルの注文がなければ、10万円以内に抑えられる場合もあるだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部