育児をしていると大変なことはたくさんありますよね。ぐずって用事を済ませられないとき「少しだけ待たせてしまおう」と思うことはありませんか。しかし、どんなときでも子どもの安全を第一に考えたいものです。今回は、「ほんの少しだけ…」という親の考え方から起きたエピソードをお伝えします。ゆらりゆうら(@yurariyuru2)さんのインスタグラムで描かれた『スーパーの自転車置き場で泣いていた男の子』をご紹介します。
スーパーの自転車置き場で聞こえた子どもの泣き声
ゆらりゆうらさんはある日、スーパーへ買い物に行きます。時期はまだ本格的な暑さではない初夏。いつも通りの何てことのない日常になるはずでした。
スーパーへ着くと大きな子どもの泣き声が聞こえてきます。ママ―!と母親を呼ぶような大きな泣き声…。いったいどうしたのでしょうか。ゆらりゆうらさんは心配になり声の方へ向かうことにします。
泣き叫び母親を呼ぶ子ども…
スーパーの自転車置き場で、4、5歳くらいの男の子が泣いていました。自転車の後部座席に座ったままの状態で大声で母親を呼んでいるようすです。
このくらいの年ごろだと、言うことを聞いてくれずに手を焼くことがありますよね。ほんの少しの外出も予定通りにできず一苦労…。きっとこの子の母親もそんな状態だったのかもしれません。わずかな時間だし、と考え自転車にわが子を残して用事を済ませに行ってしまったのでしょう。
しかし、もしこのまま子どもが暴れて自転車ごと倒れてしまったら…。大けがを負ってしまいます。このあと著者とは別の方がやってきて「虐待として通報する」と警察を呼ぶことになりました。子どもを置き去りにする行為は子どもを危険にさらす虐待にあたり、このように通報・通告されてしまうことも考えられます。
わずかな時間でも、目を離すことで考えられる危険性は意識することが大切ですよね。
自転車放置の危険性を理解しよう
ゆらりゆうらさんは、男の子のそばについて様子をみていました。しばらくして母親らしき人が戻ってきます。やはり、子どもが「降りない」とだだをこねたため、その場を離れていたようです。
事情があり、母親の気持ちに共感できる人もいるでしょう。しかし、自転車にわが子を放置することは危険です。ゆらりゆうらさんのように見守ってくれる人がいたのが幸いでしたが、自転車が転倒したり、連れ去られたりした可能性は否めません。
子育ては大変で、いつも子どものペースに合わせることは難しいかもしれません。しかし、大切なわが子を守るために安全だけは軽視せずに育児をしたいものですね。
著者:ママリ編集部