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【ハレの漬物】格子切りだけ♪簡単スピーディで華やかな「菊花かぶ」に挑戦!食卓にかぶの花が咲いた♡

  • 2024.3.15

漬け物は箸休め的な副菜として、日々の食卓に欠かせないですよね。でも見た目にはパッとはせず、食卓で放たれるオーラは、かなり控えめ…。そんな漬け物の印象を払拭する、華やかで映える漬け物を、YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で見つけました。その名も「菊花かぶ」。白い菊のように花びらが開いた素敵なフォルムに目が釘付け!難しいようで、実は格子切りを施すだけなんですよ♪



YouTube『DAIFUKU KITCHEN』は簡単&お手軽レシピを紹介

お花のような漬け物「菊花かぶ」を見つけたのは、YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』。誰でも作れる簡単・お手軽レシピを紹介しているチャンネルで、登録者数は47万人に上ります。

筆者はこれまで、『DAIFUKU KITCHEN』で見つけた漬け物レシピを、いくつか作ったことがあります。どれも簡単で市販品のようなおいしさに仕上がり、感激しましたよ。

「菊花かぶ」は、正方形のような形に切ったかぶに、格子状の切り込みを入れて作るのだそう。

このお料理は、おせち料理を華やかに彩る一品としてご存じの方も多いかもしれませんね。ちなみに、菊は長寿の象徴。そこから「長寿を願う」という意味を込めて入れられているようですよ。
「菊花かぶ」はおせちではなくても、お花のような形に仕上がるので、おめでたい日の食卓に映えること間違いなし♪作り甲斐がありそうです!

格子切りがポイント!「菊花かぶ」を作ってみた!

材料以外に、割り箸を1膳ご用意くださいね。かぶに切り込みを入れる時に、ストッパー代わりで使います。



【材料】(作りやすい分量)
かぶ…3個 ※1個(正味)130~150g程度
水…500ml
塩…大さじ1
(調味液)
酢…130ml
砂糖…大さじ5
塩…小さじ1/2
輪切り唐辛子または柚子の皮…適量

(昆布水)
水…200ml
昆布…約2g

1.水(200ml)に軽く拭いた昆布を入れます。ラップをかけて1日冷蔵庫に入れておき、昆布水を作ります。



調味液に使う昆布水を作ります。昆布を1日水に浸すので、「菊花かぶ」を作る前日に仕込みました。



1日漬けると小さかった昆布が大きくなりました。昆布はおみそ汁や煮物など、別の料理に活用してくださいね。

2.かぶの上と下をそれぞれ7mmほど切り落とし、皮を厚く剥きます。



かぶの断面を見ると周囲に筋が入っているので、筋を取り除くように皮を剥きます。今回使ったかぶは1個が100~120gだったのですが、筋がかなり内側に入っていたので、皮を厚く剥いたら1個が30g程度になってしまいました。

急きょ、残っていたかぶをもう1個剥いて4個で約120gにし、用意した調味料をすべて1/3に減らして作ってみることにします。

3.かぶの上部を下にして置き、側面4か所をそれぞれ7mmほど切り落とし、正方形のような形にします。



お花のような仕上がりにするため、なるべく正方形になるように側面を切り落とします。ちなみに、切り落としたかぶも一緒に漬けるので、無駄にはなりませんよ。

4.かぶの両側に割り箸を添えて2mm間隔で切り込みを入れます。さらに、かぶの向きを変えて、また2mm間隔で切り込みを入れていきます。



割り箸の太い方をかぶに添え、割り箸をずらしながら同じ深さになるように格子状に切り込みを入れてくださいね。



4個とも格子状の切り込みを入れました。割り箸を添えたことで下まで切り込みが入らず、かぶが切れてしまうことはありませんでした。

5.ポリ袋などに塩(大さじ1)と水(500ml)を入れて塩を溶かします。そこに、4で切り込みを入れたかぶと、3のプロセスで出来たかぶの切り落としも入れます。袋の空気を抜いて口を結び、30分ほど漬けます。



塩水にかぶをつけて、しんなりとさせるそう。30分漬けたら、かぶの切り込みを下に向け、塩水をしっかり切ってくださいね。

6.酢、1の昆布水、砂糖、塩(小さじ1/2)をよく混ぜます。



砂糖が溶けるようによく混ぜてくださいね。

7.かぶの底面から包丁を入れて、4等分に切ります。保存容器に切り込みを入れた側を上にしてかぶを入れ、6の調味液を注ぎます。



今回はかぶが小さかったので、切らずにそのまま漬け込むことに。かぶが大きい場合は、4等分に切ってくださいね。
切り落としたかぶも一緒に漬けます。

8.ラップをかけて冷蔵庫で6時間ほど漬けます。



かぶ全体にまんべんなく調味液がなじむよう、表面にラップを密着させてから容器のフタをしてくださいね。

6時間漬けたら、切り込みを開いて菊の花のように盛り付けて完成。中心には輪切り唐辛子、または柚子の皮を小さく切ったものを乗せます。


厚く切った皮でもう一品!「かぶの皮の塩昆布和え」を作ってみた!

今回はかぶの皮を厚く剥くので、通常よりも皮がたくさん出ます。もったいないので、動画で一緒に紹介されていた、すぐに作れる「かぶの皮の塩こんぶ和え」も試してみました♪



【材料】
かぶの皮…剥いたもの ※今回は150g使用
塩昆布…箸ひとつかみ分 ※今回は2g使用

1.かぶの皮を幅1cmに切ります。



ポリポリとした食感が出るように、幅1cmくらいに切ります。

2.ポリ袋などにかぶの皮と塩昆布を入れ、袋の上からしんなりとするまで揉みます。



袋にかぶの皮と塩昆布を入れて、揉むだけです♪皮を厚めに剥いているので、3分ほど揉んで、塩昆布の塩分をなじませました。



すぐに食べられるようですが、今回は「菊花漬け」と一緒に冷蔵庫で漬けました。

「菊花漬け」はまろやかで上品♪「皮の塩昆布和え」はポリポリちょい辛



YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で紹介されていた「菊花かぶ」が完成♪

今回は9時間ほど漬けて盛り付けました。中心に輪切り唐辛子を乗せると、白い菊のようになってとても素敵!漬け物なのに華やかさがありますよ。

食べてみると市販品の千枚漬けのようなおいしさ!かぶの上品な甘さとまろやかな甘酢が合わさり、酸味が少なくてとても食べやすい味わいです。大根に比べてかぶはきめが細かくなめらかなので、舌触りがとてもいい!

また、千枚漬けは薄いので食べても物足りない印象もありますが、「菊花かぶ」は立体的で食べ応えバッチリ。たくさん食べた♪という満足感もありました。



9時間漬けた「かぶの皮の塩昆布和え」もいただきます!
「菊花かぶ」は繊細で上品な印象でしたが、「かぶの皮の塩昆布和え」はカジュアルな印象です。

食べてみると、厚めに剥いた皮なのでポリポリとした食感がしっかりと残っています。でも大根に比べると皮部分でもきめが細やか。今回使ったかぶの皮は少し辛みがあって、唐辛子を使っていないのに、ほんのりとピリ辛味に仕上がりました。

昆布の旨味はほんのりと付いている程度だったので、漬け物というよりもサラダのように食べられる一品でした。


華やかな印象の「菊花かぶ」はおもてなしにぴったり♪



YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で見つけた「菊花かぶ」は、かぶに格子状の切り込みを入れるのがポイントでした。

最初は、花びらのような形を作るのが難しそうだと思いましたが…。実際に作ってみたら、切り込みを入れるだけでOK。これは覚えておくと役立つ技術ではないかなと感じました。

ちなみに、かぶの筋がどれだけ入っているかは、切らないとわかりません。そのため、大きめのかぶを用意して作るのがよさそうですよ。

ぜひ、おせち料理の一品として、あるいはおめでたい席などハレの日のメニューに加えてみてくださいね。映える漬け物になること、請け合いです!
千枚漬けのようなまろやかな味わいなので、子どもでも食べやすいと思いますよ♪

<参考文献>
Web

「うつくしいくらしかた研究所〜菊をいただき、長寿を願う〜」
https://www.kurashikata.com/column/members_chouyou_food/

「RAKUTENおせち特集〜菊花かぶの意味・レシピ〜」
https://event.rakuten.co.jp/toshikoshi/guide/kikukakabu/#:~:text=かぶを菊の花,を担いだ食べ物です%E3%80%82

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