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おじさん構文だけじゃない【おばさん構文】とはどんなLINE?若者から「読みづらい」「イタい」の声

  • 2024.3.14
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おばさん構文、おじさん構文とは

おばさん構文、おじさん構文とは
おばさん構文、おじさん構文とは

「おじさん構文」とは、LINEなどのSNSで見られる“おじさん”世代特有の文章です。最近、対をなすように登場したのが「おばさん構文」というキーワード。ワードごとの人気度動向の経年変化を調べられるGoogleトレンドで「おばさん構文」を検索すると、2023年に認知度が高まっていることが見て取れます。「おじさん構文」も「おばさん構文」も、若者世代からはあまりよく思われてはいないようです。

「おじさん構文」の特徴は?

まず、「おじさん構文」とはどんな文章なのでしょうか。特徴を挙げてみました。

・LINEの最初にカタカナ率が高い・絵文字や顔文字が多い・聞いていないのに状況を報告する・下心やセクハラのメッセージを送る・長文

「ヤッホー!」「コンニチハ!」など、文章の始まりがカタカナが多いとおじさん構文のサインです。フランクな印象を残したいのかもしれませんが、若者におじさん認定される原因になるでしょう。

さらに、カタカナに絵文字がついていたら、バッチリおじさん構文です。

おじさん世代は絵文字メールや顔文字が流行していたこともあり、その名残で絵文字を多用する人が多いと言われています。自分はまだ若いアピールをしているのかもしれません。

そして、その後に続くのが、「今日は〇〇するよ」「〇〇に行ってきたよ」などの近況報告です。相手が聞いてもいないのに、自分の話を始めるのはおじさんの特徴と言えます。

また、嫌われるおじさん構文として、「下心やセクハラのメッセージを送る」が挙げられます。「〇〇に行ったけど、良かったよ。今後一緒にどう?ナンチャッテ(絵文字)」など、相手を誘おうとする言葉もおじさんの特徴です。

最後の「ナンチャッテ(絵文字)」は特に、自分に好意を持ってくれている相手じゃないと嫌われる恐れが……女性を「ちゃん」付けで呼ぶのもセクハラ認定される恐れがあるので注意しましょう。

自分の言いたいことをたくさん詰めることから、長文になりがちなのも特徴です。

以上「おじさん構文」を解説しました。では、「おばさん構文」と呼ばれるものは一体どんなものでしょう。

「おばさん構文」って何?

次は、おばさん構文の特徴をまとめました。

・絵文字が多い(!?も絵文字、キラキラやハート)・一文が長い・句読点が多い・誤字脱字が多い・「ぁぃぅぇぉ」が小文字・「?」が多い

おばさん構文では、ハートやキラキラなどの絵文字を多用し、おじさんよりもかわいさをアピールしているのが特徴です。文章の後に、同じ絵文字を連続でつける場合もあります。

携帯メール時代の名残なのか、「!?」も絵文字になるのも特徴と言えます。

また、人に話すように文章を打つため一文が長文になり、息継ぎのタイミングで句読点を打つのも特徴です。文字をたくさん打つことから誤字脱字も多くなり、読みにくい印象を残すこともあります。

長文だけでなく「今日の晩御飯は、ハンバーグだよ。」といった短い文章でも句読点を使う人が多く、おばさん認定される原因に繋がっています。

また、おじさん構文にない最大の特徴として、「ぁぃぅぇぉ」が小文字になることも挙げられます。

小文字の「ぁぃぅぇぉ」は小文字文化と呼ばれ、1990年代後半から2000年代前半頃に若者の中で流行しました。この時代を生きたおばさんの中には、癖として残っているのかもしれません。かわいさを残すためか、「~」が多いのもおばさん構文の特徴です。

「おばさん構文」を使う人は、「おばさん構文はこれだ!っての見て、私めっちゃおばさん構文で泣いた」「携帯の始まりから見てきてる世代は絵文字とかデコメとか出てきて、いちいち感動してきたわけよ!だから使いたくなっちゃうのよ」などと、Xで反応。「おばさん構文」を使う人は「おじさん構文」を使う人より、自覚があるようです。

若者世代の受け止め方や印象は?

若者はどう思っているか?
若者はどう思っているか?

おじさん構文やおばさん構文について、若者はどんな印象を持っているのかXから調査しました。

「30年上のバイト先のおばさんのLINEにハートがついていてキツイ」「おじさん構文ばかり見ていたから、絵文字が少ないと物足りなくなった」「父親のLINEのおじさん構文がキツイ」「おじさん構文が来て読解に苦戦している」

若者は親や職場の年配者とやり取りするときに「おじさん構文」「おばさん構文」と感じているようです。「おじさん構文」は、使っている本人に自覚がないことが多いのですが、「おばさん構文」は「自覚」することが多いようです。

また、「おばさん構文」を好意的に受け止めている若者もいます。

「おばさん構文は『お母さん構文』という気がする」「おばさん構文からは優しさを感じる」などの声も多く寄せられていました。

“おばさん構文”を使う世代の人はどのように受け止めているのでしょうか。

「おばさん構文はおばさんなりの、長年生きてきて培われた処世術」「若者が『。』が付いてると怒ってるように感じる“マルハラ”と同じで、おばさんは『絵文字が付いてないと怒ってると思われる』と思ってる」「絵文字つけたらおじおばさん構文言われるし、つけなかったら冷たいって言われるしどうしたらいいんだ」「長文なのは、PC世代だからではなく、相手のLINEの通知音を鳴らしまくって迷惑掛けたくないから」など、おばさん構文になる理由を挙げる声もありました。

結局、LINEの文章は何が正解…?

筆者は、おじさん構文、おばさん構文などと気にせず自由に書いていいと思います。もちろん年齢が近い人とLINEをするときは気にならないでしょう。しかし、若者が読みにくいと感じて困っていることがSNSの声からうかがえます。

例えば、「意図が伝わっていないかも」「返事が遅い・返信がない」という場合は、読みやすくする工夫が必要かもしれません。

LINEで何かを伝える際に長文になりがちな人は、要点をまとめ、伝えたいことだけをシンプルに伝えると良いのかもしれません。

(かんな)

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